泌尿器科の病気の全体像
泌尿器科の病気には、数多くの原因不明の病気がたくさんあります。原因不明のまま治療します。でもそれは、根治的治療ではなく、対症療法なのです。実は、根本的原因が患者さんの自覚しない排尿機能障害が原因なのです。患者さんが訴えもしない排尿機能障害を医師が調べもせずに、目の前の症状だけに振り回されて、さまざまな病名・病気が作られるのです。
ここで示した病気・病名は、それぞれ私が何十人も実際に治療して、治した経験のある患者さんばかりです。
原因が1つなのに、こんなにたくさんの病気になってしまうのは、脊髄神経回路=生きたソフトウエアに依存するからです。情報量の多さによって、ソフトウエアが次々にバージョンアップ(過剰更新)するからです。ただし、そのバージョンアップが、患者さんに警告するだけでなく、苦しめ悩ませるから原因不明の病気になってしまうのです。
排尿機能障害→【無自覚】
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膀胱出口の肥厚➡︎➡︎➡︎膀胱出口の過敏
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⬇︎⬇︎⬇︎ 脊髄神経回路の工夫
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排尿障害→【自覚】 ❹過活動膀胱:頻尿・尿失禁
⬇︎⬇︎⬇︎ ❺間質性膀胱:頻尿・痛み
❶前立腺肥大症 ❻慢性前立腺炎:痛み・しびれ
❷神経因性膀胱 ❼膀胱疼痛:痛み
❸PSA髙値 ❽慢性骨盤疼痛症候群:痛み
❾陰嚢掻痒症:かゆみ
➓❶カンジダ性膣炎:かゆみ
➓❷慢性胃痛症:痛み
➓❸坐骨神経痛:痛み
➓❹舌痛症:痛み
➓❺幻臭症:臭い
➓❻頸肩腕症:痛み
➓❼四肢振戦:運動神経
➓❽四肢しびれ:知覚神経
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