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繰り返す膀胱炎、実は異所性・子宮内膜症

今年になって、生理のたびに、決まって毎月のように膀胱炎を併発している患者さんの症例です。
実は8年前から、膀胱炎を繰り返していました。
おかしいと思い、婦人科や泌尿器科の医師に子宮内膜症ではないかと質問したところ、尿がキレイだから違うと診断され、悩んでいました。
過去に、私がブログの中で、子宮内膜症について解説していたので、、勇気を出して当院を受診しました。

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早速、私が得意とするエコー検査を行いました。
一般の医師は、膀胱炎症状の患者さんに対して尿検査しかしません。
エコー検査では、膀胱後壁に、膀胱ではない凸凹した影が観察できます。
膀胱腫瘍あれば、明確な血流が観察できる筈ですが、確認できません。
おそらく、子宮内膜症と思われます。

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超音波エコー検査所見に注釈をつけると、右の写真の如くです。
本来の膀胱壁のラインは赤い線で示したところです。
赤い線の内側から膀胱に向かっての部分(白い矢印で示す部分)が、問題の箇所です。
これが膀胱腫瘍であれば、肉眼的出血が頻回に出現しますし、膀胱刺激症状が強く出るはずです。

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