« 神経因性膀胱と誤診され1日6回自己導尿している前立腺肥大症の患者さん | トップページ | 治療を無視された尿管瘤の患者さん#2 »

治療を無視された尿管瘤の患者さん

頻尿と排尿障害で大学病院泌尿器科を受診したら、尿管瘤が指摘されました。
かなり大きな尿管瘤だったので、大学病院は悪性腫瘍を疑い、その後、MRI検査を実施し、膀胱切除手術の予定まで決まっていました。

ところが、MRI検査の結果、良性であることが判明した途端、手術はしないで様子を見ましょうというこtkになり、頻尿についてはなしのつぶてとなりました。

患者さんは、困ってしまい、インターネットで高橋クリニックの尿管瘤の記事を読み、来院しました。

Ureterocele34701m40ps
まずは、超音波エコー検査で左の大きな尿管瘤が確認できます。ようく見ると、尿管瘤の中に結石まで確認できます。大学病院では膀胱結石だろうと診断され、自然排石するだろうという安易な回答だったそうです。尿管瘤の中の結石が自然排石するわけでもなく、無責任な回答です。

Ureterocele34701m402ps
さらに、カラードップラー超音波エコー検査で描出すると、尿管瘤の中の結石の傍から尿流が確認できます。
尿流は尿管瘤の内側に沿って流れるだけで、尿管瘤の外に流れていきません。

患者さんは大学病院ではなく、当院での治療を希望されたので、さっそく内視鏡手術を予定しました。

« 神経因性膀胱と誤診され1日6回自己導尿している前立腺肥大症の患者さん | トップページ | 治療を無視された尿管瘤の患者さん#2 »

コメント

この記事の患者の友人です。
先生には言葉に表せないほどの感謝の気持ちでいっぱいです。
先生が手術してくださって、治療してくださったこと、助けてくださって本当にありがとうございました。
どうぞこれからも、先生しか治療できない、困っている患者さんをお助けくださいますように。

先生の健康もお祈りしております。
ありがとうございました。

投稿: 〇〇博 | 2017/06/22 00:47

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 神経因性膀胱と誤診され1日6回自己導尿している前立腺肥大症の患者さん | トップページ | 治療を無視された尿管瘤の患者さん#2 »