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治療を無視された尿管瘤の患者さん#2

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事前の超音波エコー検査では、尿管瘤は左側の1個しか確認できませんでした。
しかし、内視鏡手術の事前検査で、左右2個の尿管瘤が判明しました。

この写真は、左側の大きな尿管瘤です。表面が炎症性ポリープ状に凸凹あいています。

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右の尿管瘤は小さく平滑です。
画面の右に左の大きな尿管瘤の一部が確認できます。

どちらの尿管瘤も手術する必要があります。

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尿管瘤のそれぞれに電気メスを利用して穴をあけました。
左尿管瘤内に結石を確認しましたが、直接把持することができずに、
今回は尿管瘤に穴をあけることだけで手術を終えました。

尿管瘤内の結石は自然排石を期待したのです。

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治療を無視された尿管瘤の患者さん

頻尿と排尿障害で大学病院泌尿器科を受診したら、尿管瘤が指摘されました。
かなり大きな尿管瘤だったので、大学病院は悪性腫瘍を疑い、その後、MRI検査を実施し、膀胱切除手術の予定まで決まっていました。

ところが、MRI検査の結果、良性であることが判明した途端、手術はしないで様子を見ましょうというこtkになり、頻尿についてはなしのつぶてとなりました。

患者さんは、困ってしまい、インターネットで高橋クリニックの尿管瘤の記事を読み、来院しました。

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