« 2016年2月 | トップページ | 2016年4月 »

過活動膀胱

■過活動膀胱とは
過活動膀胱は、蓄尿機能の障害により、急に我慢することが難しいほどの強い尿意(尿意切迫感)を感じたり、頻尿や夜間頻尿を引き起こしたりする病気です。
そもそもどうして、頻尿になるのでしょうか。例えば、500くらい溜まったところで膀胱が収縮しはじめ、尿意を感じるというのが普通だとすると、過活動膀胱患者は100くらい溜まったところで膀胱が収縮し始めてしまう。この場合、トイレに行く回数は、普通の人が1日5回だとすれば、頻尿の人はその5倍ということですから、25回にもなってしまいます。
頻尿を改善しようとシンプルに考えると、100溜まったくらいで収縮し始める膀胱を、500溜まってから収縮し始める膀胱にしてあげればいいわけです。そのためには、膀胱の容量を増大させればいいのではないかというのは、想像しやすいのではないでしょうか。
では、膀胱の容量を増大させるにはどうすればいいか。膀胱の構造を作っている、平滑筋という筋肉にそのカギがあります。

続きを読む "過活動膀胱"

| コメント (9)

« 2016年2月 | トップページ | 2016年4月 »