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神経因性膀胱の治療#5 41歳の男性 自己導尿1回400ml、1日2回

Nb29377letter患者さんから届いた手紙の文面です。
手紙は感謝の内容ですが、ことの経緯を順を追って解説しましょう。
患者さんは北海道から来院された41歳の男性です。
平成19年頃から、尿の出の悪さと尿意切迫感で、地元の基幹病院を受診しました。いろいろの検査を行いましたが、原因不明でした。治療はいい加減なものだったようです。
時は立ち平成25年1月になり、尿の出にくさが更に強くなり、下腹部や側腹部まで痛くなって来ました。地元の泌尿器科専門病院や基幹病院を受診したところ、膀胱壁が厚く肥厚しており、腎臓も腫れていることが判明しました。診断結果は「神経因性膀胱」でした。早速、自己導尿を1日2回するように指示されました。自尿は150ml~200mlで、自己導尿による1回の残尿が300ml~400mlとかなり多い状態でした。
Nb29377letter2患者さんは一生この状態を続けることを考えると憂鬱になり、何とか解決策はないものかとインターネットで検索している内に高橋クリニックのこのブログを発見したのです。平成25年3月に当院を初めて受診しました。

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