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血精液症と隠れ排尿障害

射精した時に精液に血液が混じることがあります。精液全体が真っ赤の場合、血の塊が混じるような場合、精液が白くなくコーヒー色になる場合など、色いろです。
この状態を「血精液症(けつせいえきしょう)」といいます。
出血の出所は、精嚢腺・前立腺・先天性嚢胞など色々言われていますが、未だハッキリした原因は泌尿器科学会でも確証されていません。

さて、男の身になってみると、射精した精液が真っ赤だとしたら、ほとんどの男性はビックリ仰天です。原因が分からないので、驚いて泌尿器科を受診しても、ほとんどが何もしない、つまり放置です。

以前にも血精液症に関してブログで解説しています。ご興味ある方は、そちらもご覧下さい。

さてここで一人の患者さんをご紹介しましょう。
患者さんは44歳の男性です。平成23年11月から血精液症になり治りません。地元の某私立病院泌尿器科を受診し、抗生剤を処方され服用し続けましたが治りません。そこでインターネットを見て平成24年8月(発症してから10ヵ月後)高橋クリニックを受診しました。

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