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頻尿

【概念】
一日の尿の回数は、一般的に3回~8回、平均5回前後です。この回数より多い状態を頻尿(ひんにょう)といいます。一回尿量は正常であれば300ml~500mlですが、頻尿の場合、一回尿量が100ml前後まで少なくなります。
頻尿と混同されるのが多尿(たにょう)です。多尿は異常に尿量が多いために起きる症状です。一回尿量は正常です。原因の病気としては、尿崩症(にょうほうしょう)、糖尿病、心因性多飲などがあります。
頻尿と似た症状に尿意切迫(にょういせっぱく)があります。トイレに行って排尿することはありませんが、尿意が常に感じるか、尿意が突然襲って来る状態です。頻尿の親戚症状と捉えることが出来ます。
排尿後の残尿感も頻尿と親戚症状です。

【頻尿を起こす病気】
下部尿路(膀胱・前立腺・尿道)が何らかの原因で過敏になった場合に頻尿が起きます。
具体的な病名を上げれば次のようです。
●急性膀胱炎
慢性膀胱炎
●間質性膀胱炎
●急性前立腺炎
慢性前立腺炎
●慢性尿道炎
前立腺肥大症
●神経因性膀胱
●尿路結石

上記の色々ある病気のうち、尿検査で異常と出る可能性が高いのは、急性膀胱炎・急性前立腺炎・尿路結石です。逆に言えば、その他の大多数の病気は尿検査で正常と出てしまう可能性が高いのです。ですから、尿検査で異常がないからと即、病気が完全否定されたことではないことを知っておく必要があります。他の様々な検査を行うことで必ず異常所見が出ます。特に一般臨床の医師には知っておいて欲しいものです。誤解・誤診で苦しむのは医師ではなく患者さんなのですから。

あるサイトの動画の中で、頻尿について私が簡単にコメントしています。ご興味がありましたらご覧下さい。

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