高橋クリニック(東京都大田区中馬込・泌尿器科)

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30代男性の尿管瘤

尿管と膀胱つなぎ目が、何らかの原因で狭くなり、風船のように膨らんでしまった状態を...

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超音波エコー検査で分かる前立腺・膀胱の形態学的変化

私は、排尿に問題をかかえた患者さんに対して、必ず超音波エコー検査を実施します。
一般的に、泌尿器科医は、エコー検査なるものを正式には学習していません。大学病院などの大きな病院では、放射線科の医師や検査技師が、ルーティンの方法でエコー検査し、その診断を放射線科医が読影し、診断結果を泌尿器科医が参考に読んでいるだけです。
放射線科医も画像を見ているだけで、実際の患者さんを診ずに診断しています。実際の患者さんの訴えや他の所見をフィードバックなしで診断しています。ある意味、画像だけの机上の空論を報告書に書いているだけです。
私は、大学病院勤務時代はエコー検査に重きを置いていませんでした。研修医の頃のエコー検査機器は、大した画像ではなかったからです。

ところが、救急病院に転職したら、そんなことは言っていられませんでした。急患の状態を正確に把握するためには、血液検査、レントゲン、心電図、CT検査、聴診器、身体的所見、エコー検査しかありません。これらの検査情報を駆使して、患者さんの状態を正確に把握して、緊急手術するかしないかを、短時間に決断するのです。

その際に、エコー検査がとても重宝しました。そのころには、エコー機器も進歩し、画像はとても鮮明でした。リアルタイムに所見が得られ、患者さんの顔を見ながら、患部に直接アプローチ出来るのです。患者さんの症状とエコー所見の一致を何度も経験しました。そんな状況で、エコー検査を毎日5件以上実施し、年間1500件、救急病院の3年間で4500件以上研鑽しました。すると、その救急病院の毎日のエコー検査担当は、外科医の私になったのです。

開業医になってからは、年間500件✖️28年=1万4000件もの多くの患者さんを診ています。ですから、初診の患者さんが過去のエコー検査で異常なしと診断されたと言われても私は信じませんし、異常のなかった患者さんに遭遇したこともありませんでした。
そこで、エコー検査所見の主な要点を解説しました。

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神経因性膀胱 導尿の後遺症「膀胱のカビ感染」

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平成25年4月に大学病院で脊髄疾患の手術を行った岩手県在住の患者さんです。その後、尿が思うように出なくて、さらに尿意切迫感と尿失禁が治らず、神経因性膀胱と診断されました。泌尿器科に自己導尿の指導を受けていました。2年後、高橋クリニックを見つけ来院しました。
初診時の所見は、自尿が90ml、残尿が98mlでした。前立腺は大きくはないので神経因性膀胱と診断されても仕方がないでしょう。超音波エコー検査で膀胱三角部が肥厚し、前立腺内に石灰化を認めます。膀胱頚部硬化症による排尿障害の所見です。まずは排尿障害の治療を優先し、ユリーフとザルティアを処方しました。

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症状は軽快しましたが、完全ではなかったので、患者さんの強い希望で内視鏡手術を行ないました。
写真は、内視鏡手術直前の所見です。予想通り膀胱出口が閉じていて膀胱頚部硬化症の予見です。

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いわゆる、慢性膀胱炎・間質性膀胱炎の症状の秘密と治療

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いわゆる、慢性前立腺炎の症状と治療

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前立腺肥大症とは?

このブログで、前立腺肥大症について詳細に解説していますが、内容が多くあるので、ここでまとめて目次を作りました。
詳細は、番号の付いた項目をクリックしてください。

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高橋クリニック「休診のお知らせ」

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院長の高橋知宏が、慢性腎不全という大病したため、当分の間、診療は午前中だけです。

また、院長が精密検査のため、大学病院に受診することがあり、臨時休診することがあります。
初診の患者さんは、事前に高橋クリニックにお電話で、休診日を直接ご確認ください。ご迷惑をおかけします。Img_0006

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高橋クリニック「アクセス」

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高橋クリニック 「ブログいろいろ」

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高橋クリニック「専門分野」

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当院では、泌尿器科に関するすべての病気に対応しています。
主な病気は、以下の如くです。

前立腺肥大症
慢性前立腺炎
間質性膀胱炎
過活動膀胱
慢性膀胱炎
心因性頻尿
膀胱疼痛症
慢性疼痛症候群
更年期障害
パイプカット
包茎と包茎手術
その他の悩み
などです。


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高橋クリニック「診療案内・診療時間」

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尿失禁の治療 m3.comの記事から

腹圧性尿失禁に対するパルス磁気刺激のランダム化比較試験
2016年12月12日(原文公開: 2016年11月21日)

女性の腹圧性尿失禁(SUI)に対する外科的および非外科的治療間の成功率は有意に異なるものの、ほとんどの患者が非外科的手術を好む。
そこで、マレーシアのペナンにあるマレーシア科学大学薬学部のLim R氏らは、女性のSUIにおいて、パルス磁気刺激(PMS)を用いた研究下の非外科的治療の有効性を評価した。
【方法】
対象は、21歳以上のSUIの女性被験者120人とした。
ランダム化二重盲検プラセボ対照試験を実施した。
治療は、2カ月にわたる週2回のPMS(16回)であった。
2カ月後、被験者は最初のランダム割付けにかかわらず、追加の16回の治療を選択できた。
主要奏効基準は、国際尿失禁会議の尿失禁質問票-簡易版(ICIQ-UI SF)における5ポイントの低下とした。
重要な副次奏効基準には、他の副次基準で補完された客観的および主観的治癒とした。
1、2、5、8、14カ月時に追跡調査を実施した。
【結果】
2カ月時点で、実処置群45/60人(75%)、プラセボ処置群13/60人(21.7%)で治療が奏功した(P<0.001)。
2カ月後には、実処置群24人(40%)およびプラセボ処置群41人(68%)が実処置による追加のPMSを選択した。
14カ月時点で、治療奏効率は実処置のPMSを32回受けた群で(75.0%、18/24人)で、最も高かった(P<0.001)。
16回受けた群では72.2%(26/36人)および68.3%(28/41人)、実処置のPMSを一度も受けなかった群で21.1%(4/19人)であった。
【結語】
磁気刺激治療による長期奏効率は、手術を希望しない患者にとって魅力的な非外科的代替手段であることを示す。

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繰り返す膀胱炎、実は異所性・子宮内膜症

今年になって、生理のたびに、決まって毎月のように膀胱炎を併発している患者さんの症例です。
実は8年前から、膀胱炎を繰り返していました。
おかしいと思い、婦人科や泌尿器科の医師に子宮内膜症ではないかと質問したところ、尿がキレイだから違うと診断され、悩んでいました。
過去に、私がブログの中で、子宮内膜症について解説していたので、、勇気を出して当院を受診しました。

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早速、私が得意とするエコー検査を行いました。
一般の医師は、膀胱炎症状の患者さんに対して尿検査しかしません。
エコー検査では、膀胱後壁に、膀胱ではない凸凹した影が観察できます。
膀胱腫瘍あれば、明確な血流が観察できる筈ですが、確認できません。
おそらく、子宮内膜症と思われます。

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超音波エコー検査所見に注釈をつけると、右の写真の如くです。
本来の膀胱壁のラインは赤い線で示したところです。
赤い線の内側から膀胱に向かっての部分(白い矢印で示す部分)が、問題の箇所です。
これが膀胱腫瘍であれば、肉眼的出血が頻回に出現しますし、膀胱刺激症状が強く出るはずです。

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治療を無視された尿管瘤の患者さん#2

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事前の超音波エコー検査では、尿管瘤は左側の1個しか確認できませんでした。
しかし、内視鏡手術の事前検査で、左右2個の尿管瘤が判明しました。

この写真は、左側の大きな尿管瘤です。表面が炎症性ポリープ状に凸凹あいています。

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右の尿管瘤は小さく平滑です。
画面の右に左の大きな尿管瘤の一部が確認できます。

どちらの尿管瘤も手術する必要があります。

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尿管瘤のそれぞれに電気メスを利用して穴をあけました。
左尿管瘤内に結石を確認しましたが、直接把持することができずに、
今回は尿管瘤に穴をあけることだけで手術を終えました。

尿管瘤内の結石は自然排石を期待したのです。

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治療を無視された尿管瘤の患者さん

頻尿と排尿障害で大学病院泌尿器科を受診したら、尿管瘤が指摘されました。
かなり大きな尿管瘤だったので、大学病院は悪性腫瘍を疑い、その後、MRI検査を実施し、膀胱切除手術の予定まで決まっていました。

ところが、MRI検査の結果、良性であることが判明した途端、手術はしないで様子を見ましょうというこtkになり、頻尿についてはなしのつぶてとなりました。

患者さんは、困ってしまい、インターネットで高橋クリニックの尿管瘤の記事を読み、来院しました。

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神経因性膀胱と誤診され1日6回自己導尿している前立腺肥大症の患者さん

栃木からご夫婦で来院された60歳代の男性患者さんです。 現在、自力で排尿は50c...

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排尿障害の関連症状

表向きは、「慢性前立腺炎」や「間質性膀胱炎」と診断されて来院される患者さんの多くに、排尿障害が潜在しています。患者さんの多彩な症状を具体的に述べたいと思います。
1)亀頭が痛い
亀頭の皮膚の色調は正常であるのに、亀頭が痛くて仕方がないという状態です。
「気のせい」と誤診されます。

2)尿道が痛い
非細菌性の慢性尿道炎と誤診されます。抗生剤を長期に服用しても治らないのは当然です。

3)尿道から汁が出る
上記と同様に非細菌性慢性尿道炎と誤診されます。汁は膿ではなく尿道分泌液です。排尿障害の治療薬で改善します。

4)ぶら下っている睾丸が重い
睾丸がぶら下っているのは当たり前ですが、それが重く感じてしまうのです。「気のせい」と誤解されます。

5)睾丸が上がる
睾丸は寒かったり、ビックリすると睾丸が挙上するのが生理的反応ですが、それを強く感じてしまうのです。

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傍外尿道口嚢胞#2

以前にも傍外尿道口嚢胞について解説し、手術療法(電気焼灼手術)についても解説しています。
傍外尿道口嚢胞は先天性の良性の病気です。特に害はありませんが、外見でコンプレックスになることと、排尿時に尿線が曲がることがあるので、若者で悩まれる方が多くいます。

昨年2015年だけでも、27人、今年は1月から3月までで10人の傍外尿道口嚢胞の患者さんを手術しました。ここでは、様々なタイプの傍外尿道口嚢胞を提示します。

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過活動膀胱

■過活動膀胱とは
過活動膀胱は、蓄尿機能の障害により、急に我慢することが難しいほどの強い尿意(尿意切迫感)を感じたり、頻尿や夜間頻尿を引き起こしたりする病気です。
そもそもどうして、頻尿になるのでしょうか。例えば、500くらい溜まったところで膀胱が収縮しはじめ、尿意を感じるというのが普通だとすると、過活動膀胱患者は100くらい溜まったところで膀胱が収縮し始めてしまう。この場合、トイレに行く回数は、普通の人が1日5回だとすれば、頻尿の人はその5倍ということですから、25回にもなってしまいます。
頻尿を改善しようとシンプルに考えると、100溜まったくらいで収縮し始める膀胱を、500溜まってから収縮し始める膀胱にしてあげればいいわけです。そのためには、膀胱の容量を増大させればいいのではないかというのは、想像しやすいのではないでしょうか。
では、膀胱の容量を増大させるにはどうすればいいか。膀胱の構造を作っている、平滑筋という筋肉にそのカギがあります。

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急性副睾丸炎と慢性副睾丸炎

男性患者さんで、睾丸を痛がる男性をみることが時々あります。
片側の睾丸がパンパンに腫れていて、発熱のある患者さんです。触診で触れると硬くなっていてとても痛がります。睾丸と副睾丸の境界線がなくなっていて副睾丸が腫れています。
この状態が急性副睾丸炎というものです。治療は積極的な抗生剤の投与と睾丸部の冷却です。副睾丸の腫れは、長い人であれば3か月くらい続きます。
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問題になるのは、睾丸が痛くなったにもかかわらず、睾丸は腫れてもいず、左右差がなく、熱も出ていない状態の慢性副睾丸炎と診断される患者さんです。抗生剤を長期に投与されても痛み症状は改善しないのです。ここに挙げた症例もそのような患者さんです。

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下部尿路症LUTS(Lower Urinary Tract Syndrome)

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下部尿路症と言われる症状は、ここに挙げるいろいろな代表的な症状があります。
始めの2つが排尿困難が原因の症状です。
次に挙げる赤線で囲んだ3つの症状は、主に尿意にかかわる症状です。
最後に痛み系の症状があります。

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頻尿と排尿障害

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前回、尿意について解説しました。今回は頻尿などの病的症状が、前立腺肥大症などの排尿障害でなぜ起きるのかを解説しましょう。
ネズミの尿道をしばり、排尿障害を人為的に作ります。何もしないコントロール群と8週間しばり、その後開放して6週間経過したネズミの膀胱を電子顕微鏡で観察します。右がコントロール群で左が排尿障害群の膀胱平滑筋の様子です。
排尿障害群の膀胱平滑筋の細胞の核が消失しています。

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尿意の秘密

1日に10回も20回もトイレに行かれて頻尿で苦しんでいる人からすれば、毎日何回も感じている尿意を泌尿器科医は熟知していると思うでしょう?
ところが、泌尿器科医を始めとして医学にたずさわるすべての人間で、膀胱のどこが尿意を感じているのか証明できる人はいません。理由が分からないにもかかわらず、尿意を抑える治療薬は存在するのです。おかしな話です。ここでは、先日の講演会で私が話した事を中心に「尿意」について解説しましょう。
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専門書によると、尿意はイラストのような仕組みで感じています。
つまり、膀胱粘膜が伸展すると、アセチルコリンAchやアデノ三リン酸ATPなどの生物活性物質が放出され、裸の膀胱感覚神経を刺激して尿意を知覚するというものです。

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原因不明の膀胱炎 実は尿管瘤#2

「メール相談 慢性膀胱炎編#2」の患者さんのその後の経過をお話しましょう。

手術を予定して1月13日に来院されました。ところが膣炎を起こしており、膣から膿性のオリモノが大量に排出していました。無菌の状態で手術を行いたい執刀医にとっては、膿が出ている状態は敬遠したくなります。患者さんとお話をして、膣炎を婦人科で治療してから手術しましょうと、手術を延期しました。

「お忙しいところ申しわけありません。カルテNO.○○○73の○○○○です。
1/13の手術中止後、産婦人科に行き膣分泌物の細菌検査をしました。産婦人科の先生から検査報告書を高橋先生の方に渡しなさいと言われたので、一応メールで結果をお知らせしようと思いメールさせていただきました。どこまで書けばいいのかわからないので、報告書そのままを書きます。

<固定検査>         <菌量>
1.Candida albicans     (2+)
2.E.coli            (2+)
3.Enterococcus faecalis  (2+)
4.Corynebacterium sp.  (1+)
5.Gardnerella vaginalis   (1+)
6.デーデルラインカン菌(常在菌)(2+) 

1.カンジタ アルビカンス
各種領域にあいて、表在性真菌症、深在性真菌症をおこす。間擦疹、乳児寄生性紅斑、指間びらん症、爪囲爪炎、特に免疫不全患者において口腔カンジタ症、尿路カンジタ症、膣炎、肺炎、眼内炎、などの日和見感染をおこす。 11.99%(生殖器)
2.イ コリィ 大腸菌
ヒトの感染症では最も普通にみられる病原菌で、UTI、菌血症で最も高頻度にいられる起因菌です。新生児髄膜炎や呼吸器感染症などの感染症の起因菌である場合が多く、感染型の食中毒をおこす。 8.76%(生殖器)
3.エンテロコッカス フェカーリス
腸管内の常在菌で尿路感染症、創傷感染症、及び腹部内膿瘍の起因菌として認められる。毒素因子を持つことが考えられている。本質的に多剤耐性を示し、抵抗力の低下した患者に対して重篤な感染症をおこすことがある。 7.56%(生殖器)
4.コリネバクテリューム属
皮膚・口腔咽頭および鼻粘膜の常在菌。高齢者などの易感染者において呼吸器感染症などの報告がある。 3.23%(生殖器)
5.ガードネレラ バギナリス
膣常在菌である。細菌性膣症の有無に関わらず女性の直腸に存在する。 16.42%(生殖器)

以上のような事が書いてありました。
産婦人科の先生は「カビだ」と言ってますが、以前カンジタ膣炎になってしまった時は陰部が痒かったのでわかりますが、今回は全く痒みがなく(痒みがない事はいいました)、以前と症状が全く違うのでまた疑問を感じてしまってます。現在、「確かにちょっと膣炎っぽいね」って事で、洗浄と膣剤を入れに通院しています。他には特に何も言われてません。27日の手術予定日までに間に合うかどうかもわかりません。

質問があるのですが、膣と膀胱(または尿道?)がくっついているかいないかを調べるにはどんな検査をするのですか? どうも気になったもので…。失礼します。」

「お忙しいところ申しわけありません。
カルテNO.○○○73の○○県の○○○○です。
お電話しようかとも思いましたが、言う事がまとまらなくなりそうだったので、メールをさせていただきました。
1ヶ月以上前から続いている膿のようなおりもの?が今だに治まりません。陰部の痛みも不安定に続いています。
しびれを切らして15日(火)に産婦人科を変えて受診しましたが、またも「カビ」による膣炎と診断されました。
「膣になにか変わったことはなかったですか?」と失礼ながらも婦人科の先生に尋ねたのですが、「なにもないですよ」とのこと。(どんなふうに膣を診て「なにもない」と診断したのかはわかりませんが…)
またも膣剤を入れて今現在様子を見ているのですが、28日の手術の事を考えるとさすがに心配になってきました。ここまで治まらないと、ほんとは膣炎じではないんじゃないかと疑ってきてしまいます。
1月13日に高橋先生が言った「膣と膀胱がくっついていたら…」という言葉をふと思い出し離れません。

婦人科専門じゃないのはわかっていますが、高橋先生でしたらどんな考えになるのでしょうか?他に疑いのある病気とか思い当たる事はありますでしょうか?出来ればご意見をお願いします。
あと、1月13日にクリニックに来院した時、出来る範囲で内診をしていただきましたが、膀胱憩室?と思われるものは膣の入り口から何センチぐらい奥のところにあるのですか?すみませんが教えてください。 失礼します。」

以上の経過から、治りの悪い膣炎は、膀胱憩室が原因で膣が刺激されて膿の排出をしている可能性があると考えました。憩室ではなく膿瘍(のうよう)の可能性が高いと考えたのです。そのためには、膀胱頚部の切開ばかりでなく、膿瘍にも治療しなければ、この患者さんは治らないだろうと思い始めました。
生理などのこともあり、結局延びに延び、2005年4月8日に手術になりました。

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原因不明の膀胱炎 実は尿管瘤

「はじめまして。私は○○県に住む○○と申します。29歳の女です。未婚で出産経験はありません。膀胱炎について相談したい事があり、メールさせていただきました。
10年ほど前から1年に1・2回ぐらいの割合で膀胱炎になってました。症状は尿道の痛みです。痛みのせいかわかりませんが、トイレも近くなります。私の場合、排尿時の痛みではなく、常に尿道辺りがとても痛くなり、歩くのも苦痛になるぐらいです。痛みに強弱があります。その症状になるたんびに病院で抗生物質をもらって飲んで治してました。この時点では抗生物質を飲むと2日ぐらいで痛みも治まってました。
しかし、3.4ヶ月前にまたこの様な症状になり、いつものように抗生物質をもらって飲んだのですが、痛みは治まったものの、明らかに今までに感じていなかった膀胱炎症状が続いてます。症状はいつも残尿感があり、オシッコをしてもスッキリしません。下腹部に張った痛みがあり(実際張ってるように見えます)、腰も重く痛いです。時々10年前から経験してる尿道辺りの痛みも現れます(自分ではストレスや疲れている時に痛くなるような気がします)。ムラがありますが頻尿もあります(サワダロンという薬を飲んでいますが、1日の排尿回数は5.6回で、1回の排尿量は150~200ccぐらいです)。仕事をしている時はあまり尿意も気にならないんですが、車の運転時(特にシートベルトが辛い)や電車に乗っている時は尿意を強く感じます。恥ずかしながらたまに少量の尿漏れもあります。
近くの総合病院に通っていましたが症状が改善されないので、現在は地元の個人病院(泌尿器科)に通ってます。そこで超音波検査・オシッコの勢いを測定する検査・MRI撮影(総合病院でやりました)をしました。膀胱鏡検査は「血尿が出てないので、そこまでやる事はない」と言われやってません。
オシッコの勢いを測定する検査での排尿量は274ccで、その後超音波検査で膀胱を見たら残尿があったそうです。残尿量の数値はわかりません。あと、尿の勢いも悪いそうです
MRIでは、左の腎臓がとても小さくなっており、膀胱付近の尿管が肥大化してるとの事です。「そのせいで尿が逆流して膀胱炎を繰り返したり治りにくくなってるのではないか。この左の腎臓と尿管を取ってしまえば膀胱炎にかかりにくくなるんではないか。」と個人病院の先生に言われました。
しかし、8年ぐらい前に以前通っていた総合病院の先生に同じ事を言われて尿の逆流検査を受けたのですが、逆流してなかったという事で診療はそれで終わってます。ホントに左の腎臓と尿管を取ればこの不愉快な症状から開放されるのであれば手術したいのですが、どうも自分の中で納得がいきません。
自分なりにネットで調べているうちに間質性膀胱炎ではないか?と疑い始め主治医に尋ねましたが、「それはないでしょう」とキッパリ否定されました。膀胱鏡検査もしてないのになぜそうキッパリと否定できるのかと不信感まで持つようになってしまってます。
高橋クリニックのHPを見つけ、他の病院とは違う内容に釘付けになりました。ぜひ高橋先生に診ていただきたいと強く思ってるんですが、○○県からの通院はなにかと困難では…と、またガッカリしています。遠方から来院されている患者さんはおられるのでしょうか?
来週の月曜日(22日)が仕事が休みなので、日曜日に泊まりがけで東京に行き、たまたまMRI写真が手元にあるので、高橋先生にそのMRI写真を見ていただくとともに、慢性膀胱炎・間質性膀胱炎の検査をしていただきたいと思うのですが、月曜日のうちに○○県に帰宅できるのでしょうか?検査料はいくらぐらいになるのでしょうか?あと、失礼だとは思いますが、○○県から近いところで慢性膀胱炎・間質性膀胱炎に熱心な知り合いの先生がおられましたら、紹介していただきたいです。
長い駄文で読みづらくて申しわけありません。お忙しいと思いますが、回答の方よろしくお願いします。」

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神経因性膀胱の治療#5 41歳の男性 自己導尿1回400ml、1日2回

Nb29377letter患者さんから届いた手紙の文面です。
手紙は感謝の内容ですが、ことの経緯を順を追って解説しましょう。
患者さんは北海道から来院された41歳の男性です。
平成19年頃から、尿の出の悪さと尿意切迫感で、地元の基幹病院を受診しました。いろいろの検査を行いましたが、原因不明でした。治療はいい加減なものだったようです。
時は立ち平成25年1月になり、尿の出にくさが更に強くなり、下腹部や側腹部まで痛くなって来ました。地元の泌尿器科専門病院や基幹病院を受診したところ、膀胱壁が厚く肥厚しており、腎臓も腫れていることが判明しました。診断結果は「神経因性膀胱」でした。早速、自己導尿を1日2回するように指示されました。自尿は150ml~200mlで、自己導尿による1回の残尿が300ml~400mlとかなり多い状態でした。
Nb29377letter2患者さんは一生この状態を続けることを考えると憂鬱になり、何とか解決策はないものかとインターネットで検索している内に高橋クリニックのこのブログを発見したのです。平成25年3月に当院を初めて受診しました。

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神経因性膀胱の治療#4 69歳のご婦人 留置カテーテル生活からの解放

69歳のご婦人です。(患者番号29681)
平成24年12月に下腹部痛出現し、婦人科を受診したところ、巨大な「卵巣のう腫」と診断されました。
平成25年1月に大学病院でMRI検査を実施したところ、卵巣のう腫ではなく、パンパンに腫れた膀胱であり、「弛緩性神経因性膀胱」と診断されました。

大学病院泌尿器科で1月から自己導尿の指導を受け何回か試みましたが、なかなかうまくいかず、留置カテーテルになりました。しかし、留置カテーテルが痛く、その後も別の大学病院泌尿器科で再度自己導尿を試みましたが、挿入時の痛みが辛く、結局、留置カテーテルの状態で悶々とした生活を送っていました。

お嬢さんがインターネットで探し、平成25年5月に高橋クリニックを受診しました。

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神経因性膀胱の治療#3 82歳の男性 自己導尿1日5回からの解放

82歳の高齢の男性です。(患者番号29354)
平成24年7月に突然尿が出なくなりました。(尿閉)
地元の大きな病院の泌尿器科を受診、前立腺は大きくなく、膀胱の力が足りない、「弛緩性神経因性膀胱」と診断されました。ベサコリン、ウブレチド、フリバスを処方されましたが、排尿障害はだんだん強くなり、平成25年2月から1日5回の自己導尿の指導を受け、途方に暮れ、インターネットで高橋クリニックを探し来院しました。

来院時には自分で排尿することは出来ず、1日に5回自己導尿を行っていました。自己導尿での採尿は、1回につき200ml~250mlです。
Nb29354m82echopre前立腺は大きくなく23ccと正常範囲内です。
早速、それまでの薬剤を中止にして、排尿障害の治療としてユリーフと、前立腺を軟らかくしようとプロスタールを処方しました。私の処方薬で、尿は少し出るようにはなりましたが、それでも1日4回の自己導尿が必要で、1回あたり150ml~200mlの尿が残っています。

自己導尿から解き離れたいという本人の強い希望で、内視鏡手術をすることになりました。

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神経因性膀胱の分類(治療から見た本質的な分類)

神経因性膀胱の患者さんで問題となるのが、弛緩性神経因性膀胱の治療で1日何回もの自己導尿です。生活の質(QOL)が低下して、活動範囲がどうしても狭まります。
主治医は「仕方がない」の一点張りです。自分の母親や父親だったら、やはり同じように対処し考えるのでしょうか。

排尿の仕組みをもう一度考え直すと、治療方法が見えてきます。
排尿の為には、①膀胱排尿駆出筋、②膀胱括約筋(内尿道括約筋)、③尿道括約筋(外尿道括約筋)の3つの要素の働きが重要になります。

――――――――――――――――――――――――――――――――
   要素         正常           神経因性膀胱
              A  B        C  D   E   F  G
              ⇓  ⇓        ⇓  ⇓   ⇓   ⇓  ⇓
――――――――――――――――――――――――――――――――
①膀胱排尿駆出筋  ○  ×       ○  ×  ○  ×  ×
②膀胱括約筋     ○  ○       ×  ×  ○  ×  ○
③尿道括約筋     ○  ○       ○  ○  ×  ×  ×
――――――――――――――――――――――――――――――――

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神経因性膀胱の分類(建前上から見た分類)

下部尿路や前立腺に問題なく、排尿が円滑に制御できない状態を神経因性膀胱とされてい...

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神経因性膀胱の治療#2 広汎子宮全摘手術の後遺症

様々な手術で、たまたま膀胱に関した神経を損傷すると「神経因性膀胱」という病態になり、自力で排尿するのが困難になります。
一般的に、神経因性膀胱は治らない病気ですから、一生、自己導尿の指導を受けます。しかし、神経因性膀胱そのものは治すことはできませんが、治療により健常者と同じように振る舞えることは可能です。
今回ご紹介する患者さんも、子宮頚癌の手術(広汎子宮全摘術)で膀胱の神経を損傷されて排尿障害を訴えた患者さんです。

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

こんにちは。
11月30日に手術を受けた〇〇〇〇市の〇〇〇〇です。
経過報告を兼ねてメールさせていただきました。

その後、とても順調です!!!
2回目のカテーテルを抜いたあと3日ぐらい出血がありましたがそれ以降はなくて、おしっこは勢いよく出る時と、出にくい時がありましたが、最近になってだいぶ安定してきました。
一時かなりあった尿漏れも、今は溜まっているときにちょっと、ぐらいになり、このままいけばなくなりそうです。
おしっこはトイレに座ってから少し時間が経って出てくる感じです。「うんちをするときの感じで」という先生の言葉を思い出して、少し前傾すると出てきて、そのあとはけっこう勢いよく出る時もあります。
朝いちばんはやはりたくさん溜まっているせいか、少し出にくい感じですが、昼間調子いいときはじゃ~っと出て、これまでの人生で未体験の快感(笑)です。
おしっこが普通に出てくれるのって、本当に有難いなぁ・・・と痛感しています。

尿意も少し戻ってきたみたいです。
朝、トイレに行きたくて目が覚めるようになりました(夜中にトイレで起きることはほとんどありません)。日中は相変わらず時計を見て2時間おきぐらいにトイレに行ってますが、1時間半を超えると「溜まってきた」感があり、少し漏れやすくなります。

とにかく、日常生活で「おしっこ」のことをいつも考えている状態(考えざるを得ない状態)から解放されて幸せです!
手術前から考えると、もう本当に雲泥の差です。あの頃は、おしっこしてトイレから出てくる頃には、エネルギーを使い果たしてぐったり疲れてしまってました。
外出時のトイレでは、前傾したりあれこれやっている間にセンサーが作動し、何回も水が流れてしまい(電気が消えて真っ暗になっちゃったこともあります)、そうじゃなくてもえらい時間がかかっているので、外で待っていた人ににらまれたり、すごく長い列ができていたり・・・・そんなこんなでトイレに行くのが怖くなってました。

Nb26763f53flowじつは、手術前のウロフロメトリのときは、あの頃にしてはとても状態がよかったので、「こんなにおしっこがちゃんと出ていると、普段の状態を把握してもらえないかも・・・」と思ったのを覚えています。検査の前日から比べると、たぶん1.5倍ぐらいの勢いで、時間もかなり短めでした。結果を見た先生に「これは、かーなーりー(強調、笑)ひどいよー」と言われ、ええっ??これでもそうなんだ・・・とびっくりしました。

Nb26763f53flow2あのまま先生に出会うことなく、別の泌尿器科に行っても「これはもうしょうがないですね」とか言われて、排尿障害が進んでいってたら、と思うとぞっとします。

それから更年期の症状は大豆イソフラボンでばっちり収まってきました!
おしっこがどんどん出なくなって、頭痛・のぼせ・倦怠感・不眠etcが一挙に出てきたころが悪夢のようで、今ではたまに、あれ?ちょっとのぼせてる?と思う程度になりました。

先生には時間外に2回も処置していただき、深く感謝しています。
特に二回目は、もしかしたら落ち着いて何回かトライすれば大丈夫だったかもしれないのに、私がパニックになっちゃっていたのが原因だったような気がします。
私にとって先生は救いの神さまですが、そのせいで大切な用事をつぶしてしまい、申し訳ありませんでした。

時間外の対応を含む患者のフォローもさることながら、医学界的にコンセンサスとしては未だ認められていない手術を敢行する勇気と覚悟、無料相談を常時受け付けて情報をオープンにしてシェアする姿勢、それを何でもない事のようにこなしちゃう先生、すごいです。痺れます。

なんだかすごく長くなってしまいました。
先生のおかげで、今年は私にとってこれまでで最高の年になりました。
本当にありがとうございます。

年明けに1か月検診に伺う予定です。
ではでは、よいお年をお迎えください。

〇〇〇〇
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

【考察】

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神経因性膀胱の治療#1 1日4回の自己導尿の患者さん

福島県在住の74歳の男性患者さんです。 人間ドックで両側の水腎症(すいじんしょう...

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思い込み 「神経因性膀胱は治らない?」

この命題は、ある意味「本当」で、ある意味「嘘」です。
医師は、神経因性膀胱そのものは元の健全な膀胱に戻ることはないし、神経因性膀胱による症状(排尿障害)も治ることはないと、考えています。
私は、膀胱が元の健全な膀胱に戻ることはないと思っていますが、神経因性膀胱による排尿障害という症状は「治る」と考えています。
膀胱に力がないから排尿できないというのが神経因性膀胱の一般的な概念です。
私はこの概念を否定しています。例え本当に神経因性膀胱であっても治療法が的確であれば、排尿障害は治るというのが、私の自論です。

下記にその実例を上げましょう。

患者さんは岩手県在住の73歳男性です。
たまたま受けた健康診断でPSAが4.2(正常値は4.0以下)とわずかに高く、前立腺癌を疑われ、病院に入院して前立腺針生検を受けました。
12ヵ所の生検で1ヵ所から偶然に(12分の1ですから偶然と考えてよいでしょう)癌細胞が発見され、その後お決まりのホルモン療法を受けています。
前立腺癌の骨転移を調べる骨シンチ後に、まったくオシッコが出ない尿閉状態になり、それ以来6ヵ月間1日6回の自己導尿(自分でカテーテル・管を尿道から膀胱まで挿入し排尿する操作)を続けています。
大学病院から定期的に来る「神経因性膀胱専門」の偉い泌尿器科医は「神経因性膀胱」と当たり前のように診断し、自己導尿は一生続ける必要があると誰でも思いつく判断です。
患者さんにしてみれば、それまで自分の力で排尿できたのに、針生検や検査後から自然排尿できなくなったことを考えると納得がいきません。神経因性膀胱も以前からあったものだとの医師の判断です。
前立腺癌腫瘍マーカーのPSAは1を前後しています。患者さんの悩みは前立腺癌ではなく排尿障害であるにもかかわらず、主治医は執拗に放射線治療をすすめます。

さてさて、その患者さんが業を煮やして岩手から東京の高橋クリニックに来院されました。
検査で頑張って自尿が85ml、残尿が500ml以上です。患者さん曰く、「何とか自然排尿できた時は、直後の自己導尿での残尿は必ず500ml以上」という状態です。

ここで問題点を整理しましょう。・・・

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子宮頚部異形成class3aからclass1へ

先生初めてメールさせていただきます。名古屋在住のものです。宜しくお願い致します。現在、子宮頸部異形成3aで経過観察中です。ブログの中で異形成が正常に戻ったという記事がありました。

その治療は受けることができますか。費用はどの位ですか。
★★★★★★★★

高橋先生、子宮頸部異形成の治療について何度かご連絡しています。宜しくお願いします。
今日の2回目の検査結果また3aでした。行きつけの婦人科の医師から頚がんワクチン接種勧められました。先生と同様の考えで異形成の状態でも効果があり、今までたくさんの患者さんが正常になったとのことです。接種するつもりですが、同時に高橋先生の処方される薬飲んでも大丈夫ですか。今はワクチンだけで様子見た方がよいですか。宜しくおねがいします。
★★★★★★★★

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突然の腹痛発作・・・実は膀胱破裂

高橋先生よろしくお願い致します。大阪からメールをしています。診察を希望しています。
私はメールでアピールをしているのではなく、遠方から行きますので今までの診察時間中に長々と先生にお話しを聞いて頂くよりも少しでも現在までの経過をお伝えしたかったのです。先日も血尿と膀胱付近が破れたのかと言うような疝痛が1月に2度起きています。トラムセットと言う鎮痛薬を出されただけでした。
新幹線での移動も実は痛みが来るかもと思い緊張します。しかし治さなくてはなりません。疝痛、血尿、痛みで転げまわる、鎮痛薬でその場を凌ぐ、ショックで放心してしばらく何も出来ない、そんなことを繰り返していられません。
早く伺いたいと思います。何卒よろしくお願い致します。
★★★★★★★★

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血精液症と隠れ排尿障害

射精した時に精液に血液が混じることがあります。精液全体が真っ赤の場合、血の塊が混じるような場合、精液が白くなくコーヒー色になる場合など、色いろです。
この状態を「血精液症(けつせいえきしょう)」といいます。
出血の出所は、精嚢腺・前立腺・先天性嚢胞など色々言われていますが、未だハッキリした原因は泌尿器科学会でも確証されていません。

さて、男の身になってみると、射精した精液が真っ赤だとしたら、ほとんどの男性はビックリ仰天です。原因が分からないので、驚いて泌尿器科を受診しても、ほとんどが何もしない、つまり放置です。

以前にも血精液症に関してブログで解説しています。ご興味ある方は、そちらもご覧下さい。

さてここで一人の患者さんをご紹介しましょう。
患者さんは44歳の男性です。平成23年11月から血精液症になり治りません。地元の某私立病院泌尿器科を受診し、抗生剤を処方され服用し続けましたが治りません。そこでインターネットを見て平成24年8月(発症してから10ヵ月後)高橋クリニックを受診しました。

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寒くなると頻尿・・・その理由

Naihaigaihai泌尿器科の外来は、寒くなると混雑します。
なぜなら、寒くなると頻尿になる方が多くなるからです。「寒くなるとオシッコが近くなる」という現象は、一般の人でも経験することです。では、なぜ寒くなるとオシッコが近くなる(頻尿)のでしょう?

では、発生学や生理学を元に医学的にその原因を考察してみましょう。

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早漏の治療薬 「デパス」

泌尿器科を専門にしている開業医ですから、「早漏」を訴えられる患者さんが年に二人~...

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器械的反復刺激性包皮裂傷・包皮炎#2

性器画象です。自己責任でご覧下さい。以前にも同じ表題のテーマで解説しています。
かなりの数の方が悩まれているようで、ご相談のメールや電話がたくさんあります。
この患者さんも同じ病気です。原因は、包皮のあまり具合と水分の摂りすぎです。包皮にスジ(線条痕)が2本不連続に走っています。この部分が切れやすく、炎症を繰り返しやすく悩まれる部分です。

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おヘソが大変!

Heso2619620代の男性が、お腹を突き出すような不自然な格好で診察室に入ってきました。
明らかに具合が悪そうです。
開口一番、「先生!おヘソが大変なことになっています!」
早速拝見すると、ご覧の写真のようです。10日くらい前から、おヘソが痛くなり、地元の病院で臍周囲炎の診断で、抗生剤の点滴・内服、おヘソの消毒・抗生剤軟膏を塗って処置されていたのですが、ドンドン悪くなり、インターネットで私のブログをヒットして、藁をもつかむ気持ちで7月5日に来院されました。

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尿道結石の嵌頓(かんとん)

Stone25963m53xp50歳代の男性が、懇意にしている医師から紹介で来院されました。
5月6日に結石が2個自然排出されました。ところが、5月8日になって尿道が痛くなり、尿がチョロチョロとしか出なくなりました。紹介医がレントゲン写真を撮影したら、亀頭の直下の尿道に大きな結石がはまっていました。

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臍(さい・へそ)周囲炎と不良肉芽(ふりょうにくげ)

Hesonikuge尿膜管遺残あるいは尿膜管残存で質問が多く舞い込んで来ます。
その多くの原因が、尿膜管遺残ではなく、臍周囲炎と不良肉芽(ふりょうにくげ)です。
この写真のおへそは、20代男性の所見です。11日前よりおへそが痛くなりました。地元の皮膚科を受診して、抗生剤と軟膏をもらいましたが改善しません。徐々に痛くなり、さらに赤いオデキが見えたので、心配になり高橋クリニックを受診しました。

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軽度尿道下裂の手術

Nyodokaretsu01尿道下裂とは、男性が胎児の頃に女性性器と同じ形から男性性器に変化する過程で、途中で変化が中止してしまった状態です。
尿道口は亀頭の先端の少し下に位置するのが正常ですが、尿道下裂の場合、尿道口が本来の位置ではなく、もっと下に開口している状態を意味します。
右図(日本小児外科学会HP参照)で示すように開口している位置により、低位・高位(下部・中部・上部あるいは後部・中部・前部)と分類します。低位尿道下裂の場合、尿道口が陰嚢近くで開口しています。その場合、乳児の頃から奇形として認識され、手術で修正されます。

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超音波エコー検査で診断できる膀胱腫瘍

Bt24462m68_33日前に血尿が出たと患者さんが来院しました。
出始めの尿に血が混じっていたというのです。
そこで超音波エコー検査したのが、この写真です。膀胱後壁に何か認められます。


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このブログのガイド

このブログは泌尿器科に関する情報を私というフィルターを通していろいろ解説していま...

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陰門掻痒症・陰嚢掻痒症・陰部掻痒症・陰裂掻痒症・肛門掻痒症・肛囲掻痒症

病名はいろいろありますが、要するに人に見せない大事なところが無性に痒い病気です。...

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メール返信できないあなたへ

高橋先生 突然のメールで恐縮ですが、私の陰茎部が添付写真のように腫れあがり、かな...

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治らない亀頭包皮炎の理由

他の医療機関で治療したが治らないと来院する若者(中には中年も)が多くいます。 病...

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両側尿管瘤 Ureterocele

以前に、「慢性前立腺炎の周辺疾患」として解説しています。重複しますが、再度ここで解説します。
【参考】
ご婦人の尿管瘤の患者さんにも遭遇しました。治らない慢性膀胱炎として来院した患者さんです。
このご婦人の患者さんも内視鏡手術で治しました。

6ヶ月前から、おしっこが途中で突然止まり、会陰部痛が出るようになった28歳の男性です。
大阪の地元の市立病院泌尿器科を受診し、「慢性前立腺炎」と診断されました。抗生剤(クラビット)の投与を受けましたが治りません。
そこで当院を受診しました。検査を実施すると全く違う事実が判明しました。
Ureterocele22398m2832din一般的な超音波エコー検査で、尿管口に袋状の物体が観察でき、その袋が収縮・拡張を繰返しています。






Ureterocele22398m282invert3D画像で確認すると、膀胱壁内の尿管も拡張しているようです。






Ureterocele22398m2853dpp3D画像で、膀胱三角部を中心に観察すると、右の写真のようです。
これは両側尿管瘤といって、尿管口が何らかの原因で狭くなり、尿管の末端が風船のように膨らんでしまったのです。





Netterureterocele医学専門書に掲載されているイラストです。【ネッタ・チバコレクションから】
上記のように解説してもなかなか理解できませんが、イラストを参考にするとイメージできるでしょう。



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若者の尿失禁

二十歳の男性が、2週間前から寝具を濡らすほどのお漏らしをしたと、近所の開業医の医...

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尿意と便意

Trigonhasei便秘をすると尿意が頻繁に感じることがあります。また、頻尿の患者さんには便意も生じることがあります。
尿は腎臓・尿管・膀胱・尿道という泌尿器を通過し、大便は食道・胃・小腸・大腸・直腸という消化器を通過します。臓器は別の役割を担っているのに、不思議に思われる方も多いでしょう。
その答えのヒントになるのが、右の発生学のイラストです。
胎児の発生初期には、「総排泄腔」という袋状の臓器があり、そこに胎児の老廃物(尿・消化管液)は集められ、へその緒を通じて母体に捨てられていました。
胎児が成長すると、総排泄腔の中央あたりに「尿直腸中隔」という壁が延びてきて、膀胱と直腸を上下に分割するのです。結果として総排泄腔の上が膀胱に、下が直腸になります。膀胱も直腸も元々は一つの臓器だったので、脊髄レベルでは神経支配が本当に隣り合わせです。中には膀胱と直腸の神経が一部共用している人も存在するので、尿意と便意が密接に連動する人がいるのです。

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脊髄腫瘍による神経因性膀胱 コメント相談より

「神経因性膀胱は治らない?」にコメント相談がありました。
内容がとても重いので、ここで詳細に回答します。
少しずつしか回答できませんので、お待ち下さい。
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【相談】
去年の夏に“脊髄星状細胞腫”と診断され、手術をしました。
その際に“T12-L1”の位置を一部骨切りをし、腫瘍を除去しようと試みました。
しかし、病理検査の分しか、取れませんでした。
その時に、神経に触れたのか、徐々に下肢に麻痺が出現し、歩く事(立位も)が出来なくなり、寝たきり状態になりました。
今年の4月には、排泄障害も出てきました。
症状が出る、数時間前までは、尿意があり、尿器に出てましたが。
その後、尿意が無くなり、失禁状態になりました。
数日後になると、今度は出なくなり、腹部の膨満感が酷く、バルーンを挿入すると、一気に“3000cc”ほど出ました。
それからは“バルーン”を留置しています。
今は尿意・便意は無く、時々“ペニス”が「ザワザワする」と言ってます。
脊髄の病気になると、一度機能が停止した部分は、戻らないと聞きましたが、かすかに感覚がある!?以上は、望みを途絶えたくないと思ってます。
このような症状でも、尿意が戻り、自尿が出るようになりますか?
彼はまだ“・・歳”です。

長くなりまして、申し訳ありません。
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【高橋クリニックからの回答】
星状細胞腫は、通常頭蓋内脳腫瘍の10%を占める腫瘍です。予後は様々で、頭蓋内の場合、外科的全摘出は不可能とされています。放射線感受性がないことが多いので、放射線治療は期待が持てないようです。
脊髄腫瘍の場合、硬膜内と硬膜外のどちらかに局在します。侵された脊髄レベルの症状が徐々にみられます。
硬膜外の場合は早い時期に神経根症状として痛み症状が顕著に表れます。
腫瘍の成長により、脊髄の圧迫・動脈静脈の閉塞による虚血、硬膜内・脊髄内の場合は直接浸潤による脊髄障害が出ます。

ご主人の症状に「痛み」が強く表現されていないので、おそらく脊髄内の星状細胞腫と思われます。
この病気の特徴から次第に麻痺や神経障害が出現するので、手術をしてもしなくても、必ず現在の症状になったと思われます。ですから、執刀医を責めたり、手術に対して後悔することは止めましょう。

腫瘍病変部が「T12とL1」という事実から、・・・

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「新内視鏡手術」 健康雑誌「わかさ」4月号

Wakasa健康雑誌「わかさ」4月号の別冊付録「尿のトラブルスッキリ解消!新作戦」で私の内視鏡手術が紹介されました。

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感染症の真実 共生関係

Sanmi1tai_3【曼荼羅図】
感染症の経過をみると、さまざまなパターンがあります。
一見して一貫性がないように思えるこの自然現象(病気はすべて自然現象)を注意深くみていくと、右のイラストのように思えます。
まるで仏教世界の曼荼羅図のようですが、これを使って複雑な感染症の世界を解説しましょう。理解できた時点であなたは解脱したのです・・・。
まずは、イラストの説明から・・・

【配置と役割】
この曼荼羅イラストは、人間を中心にバイ菌(細菌)・カビ(真菌)・ウィルスを配置しています。人間の上部には、白血球・免疫抗体が配置され人間を守護しています。
人間・バイ菌・カビ・ウィルスの輪郭が二重に表現されています。
一つ目の輪郭は、本来の背伸びをしていない、あるいは無理をしていない存在範囲です。
二つ目の輪郭は周囲に対して存在を過剰にアピールしている逸脱した状態を意味します。各々の調和が取れていない状態ともいえます。

一般の人の中にはバイ菌を敵視し、殺菌!消毒!抗生剤!とお題目のように唱え実行する人がいます。しかし人間はバイ菌がいなければ生きていけません。腸内に存在する大腸菌や乳酸菌は、発酵で人間に必要な栄養素(ビタミン)を産生します。バイ菌は人間から栄養を頂戴しエネルギーを作って、自らを生かしています。
この関係は、持ちつ持たれつの共生関係です。健康な状態の時には、この共生関係が良好だということになります。

人の体を調べれば分かることですが、人間にはバイ菌以外にもカビもウィルスも無数に存在します。人間の細胞の数が60兆といいますから、恐らく何十兆何百兆という微生物が存在するでしょう。カビやウィルスとの共生関係を示す知識を私は持ち合わせていませんが、おそらく共生関係にあるのでしょう。
病気にならないためには、この良好な共生関係を保つことです。共生関係のアンバランスが炎症や病気の原因です。

バイ菌が自己主張すると、守護神の白血球が抑えにかかります。ウィルスが自己主張すると、今度は免疫抗体が抑えにかかります。
ところが守護神である白血球も免疫抗体もカビを抑えることはできません。でもご安心下さい。バイ菌とカビは敵対関係にあり、いつもお互いを牽制し合い、その力関係は均衡状態で維持しています。常にバイ菌の方が強いのでカビは小さくなっています。
カビは植物に近い微生物です。我々人間は植物細胞に対して免疫がありません。元来動物細胞は植物細胞に寄生していましたから、遠い太古の過去のから植物に対して免疫を持つ必要がなかったのです。しかし、最近食物アレルギーや花粉症などの植物に対しての免疫異常が問題になっていますが、これは、ここ数十年の生命界の異常事態です。
Treponema免疫がつかない有名な病原菌として「梅毒」があります。梅毒の原因菌であるトレポネーマもやはり植物由来の菌らしいのです。
動物細胞にとって植物由来の細胞からできている病原菌は、免疫が獲得できない厄介な存在です。
(画像:戸田新細菌学 南山堂から)

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「排尿障害」フォーブス日本版3月号

Forbes経済月刊誌「フォーブス日本版」3月号(2月発売)180ページ~185ページにわたって「排尿障害」をテーマにした特集が掲載されています。

昨年の暮れに取材を受けました。
経済誌から取材を受けたのは初めてです。
取材記者によると、経済誌の読者に中高年の方もおられるので、健康をテーマに定期的に取材を行なっているそうです。
内容は、いつもブログの中で私が主張していることです。

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人生いろいろ、膀胱の表情もいろいろ?

以前に立体画像として観察できる3D4D(立体)超音波エコー検査について解説しました。
主に下部尿路症(膀胱・前立腺・尿道に関連していると思われる症状)を訴えて来院された患者さんのうち、平成19年9月~平成20年2月の5ヵ月間にこの検査を行った患者さんが実に300人を超えました。
この検査で分かったことは、普通の2次元(2D)超音波エコー検査では想像もつかなかった多彩な所見が得られたことです。もちろん病的な所見ですが、膀胱はいろいろな表情を実は示していたことが分かりました。
ここで、その表情を疾患別にまとめてご紹介しましょう。

Wnlmorifice_2【正常の膀胱表情】
まずは、膀胱底部の標準的表情です。
膀胱底部とは、膀胱出口周囲の膀胱の一番底に当る部分です。
男性だと前立腺に接しています。女性だとその裏に子宮が接しています。
膀胱出口の形状によって病気(下部尿路症)が出現します。
膀胱出口に向かってシワが何本か観察できます。これは膀胱縦走筋です。膀胱出口を開くために存在します。

Bnclose_2【正常の膀胱表情 イラスト】
上の画像をイラストで解説したのが右の図です。
膀胱出口(膀胱頚部)が中央に位置し、円形に観察できます。円はほぼ正円です。正円以外の膀胱出口の形状は、病気の原因になります。
排尿筋である輪状膀胱平滑筋がブーメラン状の形状をしています。
その間に膀胱三角部が存在します。

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未病#2

Mibyo以前に他のテーマのブログの中で「未病」について説明しました。
ここでは、もう少し一般的な概念として説明したいと思います。
私たちが、健康と病気を概念として考える時、右のような図をイメージします。つまり、「健康」と「病気」という2つの塊が別々に存在しています。健康な人が風邪にかかれば病気になり、1週間も経過すれば、健康になるという感覚です。2つの山を赤い矢印で示すように行ったり来たりです。まるでデジタル信号です。「オン・オフ」、「1・0」の繰り返しです。容易に理解できますね?

しかし・・・

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急性副睾丸炎の本当の原因

83歳の男性が近所の開業医の先生から紹介されて来ました。 4日前から左の睾丸が痛...

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重複腎盂尿管

患者さんがドクターショッピングをなさり、色々な病院でいろいろな検査を行ってきます...

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«死亡原因ではない前立腺ガンの罹患率