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ウィズダム Wisdom

Tarumudoユダヤ教は、「旧約聖書」と「タルムード」という戒律を基本にしています。
ちなみに、キリスト教は「タルムード」の代わりに、「新約聖書」で、イスラム教は「コーラン」になります。
この「タルムード」の中に、「ウィズダム」という考え方があります。日本語で「叡智」「知恵」と訳される言葉です。
内容からすると「賢明に生きるための生活の知恵・術」とも訳せる言葉です。例えば、「分かれ道に出くわしたら、近道を選ぶのではなく、遠回りでも安全な道を選択しなさい。」という知恵です。「タルムード」の中では、大金を支払ってでも、この「ウィズダム」を買えというのです。

さて、人生を60年も過ごしていると、個人的で主観的な考えですが、私なりに「ウィズダム」が蓄積されてきます。ここで、私の「ウィズダム」を少しずつまとめてみましょう。
【健康】
1.水分は控えること。多飲は万病の元である。
2.排尿は1回に30秒以内が正常である。それ以上かかる人には、必ず排尿機能障害がある。
3.1日の排尿回数は、7回以下が正常である。それ以上の回数の人は、必ず排尿機能障害がある。
4.就寝後排尿で眼が覚めないのが正常である。夜間に1回でも排尿で起きる人には、必ず排尿機能障害がある。
5.耳たぶに縦線のしわや溝がある人は、将来、血管の病気(心筋梗塞・狭心症・解離性動脈瘤・脳梗塞・くも膜下出血など)になる可能性が高い。現在、症状がなくても健康診断をするべきである。

【暮らし】
1.四季折々の祭事や催事は積極的に参加する。人生にメリハリができて充実した命が全うできる。
2.他人は自分の鏡である。素敵な人は自分の好きな面であり、嫌な人は自分の嫌いな面である。

【真理】

【参考】
「タルムード」の解説を読むと、ユダヤの神様は人が思考することを善しとする性格を持っています。人が考えもなくワンパターンのことをすることに腹を立てているようです。またユダヤの王様に偉大なソロモン王がいますが、「タルムード」の中でソロモン王はいくつものウィズダムを教えるシーンが出てきます。「ソロモンの秘宝」が話題になることがありますが、その秘宝とは、金銀財宝などの具体的なモノではなく、抽象的な究極の「ウィズダム」を指しているのかも知れません。知識や知恵が究極の財産・秘宝なのです。

キリスト教はこの「タルムード」を否定します。生きている人間の利益を高める具体的な知恵や術は、死後の永遠の世界では無意味です。神の世界では人間の欲する現世の価値など全く無意味と考えます。

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コメント

面白いですね。自分は先生のことは素敵だと思いますが、先生のような部分を自分が持ってると思いませんね。
【回答】
「先生のような部分」とは、どんな部分ですか?

ちょっと関係無いのですが、人間関係の上で最も大切で難しいなのは自分は「信頼されること」だと思っています。先生にとっての「信頼」、そして人間関係にとって大切なことって何だと思いますか?
【回答】
信頼とは主観的なものであり、相対的なものです。
絶対的な信頼は存在しません。
私が唱える「真理」が常に正しければ、人は私を信頼しますが、ある時、その「真理」が正しくなくなった時に、人は私を信頼しなくなります。
人間関係で大切なことは、正しいと自分が思うことを手を抜かず一生懸命に実行することです。
その結果が信頼されなかったとしても仕方がありません。
これは日本人的考え方です。
しかし、ユダヤでは、結果が命です。
そのプロセスがどんなに素晴らしいことであったとしても、結果がまずければ全てがダメと判断されます。

投稿: | 2012/08/24 16:59

先生のような部分とはまさに自分の正しいと思ったことを手を抜かずやられているところです。情熱というか信念、自信も感じます。だから遠方からでも診療していただこうと思えます。治療成果がなかなか思ったようにならないときであっても、ドクターショッピングせずいられます。
「絶対的な信頼はない」まさにそうですね。自分がやるべきことをやる。まずは自分がしっかり動かなくてはダメですね。ありがとうございました。

投稿: | 2012/08/25 00:41

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