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「時間」と「こころ」と「虚数」

3d私たちが身の回りで容易に確認・認識できるものは、立体的な3次元以下の存在そのものです。
ですから、2次元も1次元の存在も容易に理解・認識できます。紙に書かれたもの・印刷されたものは、2次元の世界の存在です。オシロスコープで確認できる周波数は、1次元の存在です。(実際は0次元の点の連続で、航跡を残して2次元の画像として認識しているので正確な1次元ではありませんが・・・)
空間に置かれた御覧の球体は、何時間経過しても、これでしか表現できません。なぜなら、立体を表現するために空間をX軸・Y軸・Z軸で表現するしか方法がなく、時間を具体的には表現できないからです。
数式で表現してみましょう。3次元のある位置での状態をP3とすれば、P3=aX+bY+cZ と表現できます。

Kyosuさて、ここで問題解決に登場するのが「虚数」の概念です。
「虚数」は、二乗して(-1)になる数をいいます。ルート(√)のマイナス1、つまり現実には存在しない数です。しかしこの「虚数」の概念が存在しないと、量子物理学もコンピューターも誕生しなかったでしょう。
この現実には存在しない「虚数」という概念を時間軸に利用すると、時間を表記できることが分かったのです。
虚数軸のプラス方向が未来、マイナス方向が過去になります。現実の世界では、時間は未来への一方通行ですが、虚数軸を考えると未来にも過去にも行き来できます。微塵世界の量子物理学では、時間は未来にも過去にも行き来できることになっています。右に行ったり左に行ったりできるように自由自在です。
数式で表しましょう。4次元のある位置の状態をP4とすれば、P4=aX+bY+cZ+diと表現できます。

Kosi3dさて今度は、無機質な球体ではなく、人間をモデルにして考えてみましょう。
この人物が誰だか分かりますか?儒教創始者の中国の孔子です。
先ほどの球体と同じで、いつまで経っても時間の経過は分かりません。孔子先生が微動だにしなければ、3次元空間では時間は止まっているようにしか見えません。

Kosikyosuところが、時間軸を虚数軸として表現すれば、たくさんの孔子先生が時間差でこの空間に存在することになります。
しかし、これだけではこの空間に存在する孔子先生のすべてを表したことにはなりません。孔子先生クラスの人間が全くものを考えずに、ここに立ち尽くしているとは思えないでしょう?

Kosikyosukokoro孔子先生は絶えず考えています・・・『四十にして迷わず』『五十にして天命を知る』などなどです。
時間軸を設けた4次元空間でも、この孔子先生の心の流れを表現することはできません。「虚数」の登場で3次元から4次元に飛躍的に説明できるような何かが登場しなければ先に進むことはできません。
ー∞<sinθ<+∞(本来は-1≦sinθ≦+1)になるようなθの値とか、tan90°=1(本来はtan90°=∞)など支離滅裂な公式を利用しなければならないのかも知れません。

こころの世界から見れば、4次元世界は3次元世界ほどではないにしろ、自由に過去から未来へ、あるいは空間の無限の広がりを自由自在に飛び回ることができます。たとえば、時間の流れをエネルギーとして考えてみましょう。エネルギーの法則で有名なのがアインシュタインの相対性理論です。その中で物質はエネルギーに変換できる、つまりE=mc2(2乗)です。mは質量、cは光の速度定数です。すなわち、質量mの物質のエネルギーは、光の速度の2乗をかけた値に等しいというものです。
エネルギーをあらわすのに速度の2乗をかけるのが物理の公式に多く出てきます。その延長線上に、時間のエネルギーをあらわしてみましょう。
時間エネルギーEtとすれば、Et=M(ι)2(2乗)と表せます。
過去の時間エネルギーは、Et=M(-ι)2=M(-1)2(ι)2=M(-1)=-Mです。未来の時間エネルギーは、Et=M(+ι)2=M(ι)2=M(-1)=-Mです。
どうでしょう、過去の時間エネルギーも未来の時間エネルギーもどちらもマイナスになるのです。要するに過去だけを考えても、未来だけを考えてもマイナスの時間エネルギーにしかなりません。つまり過去のことをくよくよ考えているネガティブな考え方の持ち主も、明るい未来のことだけを考えているポジティブ思考の持ち主も、どちらもマイナスの時間エネルギーを生み出すだけです。

時間エネルギーをプラスに持っていくためには、どのようにしたらよいでしょうか?それは過去と未来を同時に考えるようにしたらよいのです。数式で表現すれば次のようになります。
Et=M(-ι)(+ι)=M(-1)(ι)2=M(-1)(-1)=+Mです。(数式には素人の飛躍がありますが目をつぶって下さい。) 人生でも勉強でも過去のことだけを見ていてはダメです。未来のことだけを見ていてもだめなのです。過去と未来をバランスよく思考して初めてプラスのエネルギーに変わるのです。

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コメント

>時間の流れをエネルギーとして考えてみましょう。

 なんかよく分かりませんが、私も言葉(数式?)
遊びしてみました。
http://zanki.blog.so-net.ne.jp/2008-12-27

【回答】
流れるものには、エネルギーの差が存在します。
川の流れは、位置エネルギーの差です。
電流は、電圧の差です。
時間が存在していて、それが流れているのであれば、そこにエネルギーが存在していると考えても、決して見当違いな考えとはならないでしょう。

投稿: zanki | 2009/10/02 02:00

 川も電気も「モノ」が流れるので、エネルギー
つまり仕事をする力が関わるのは当然ですが、
時間の場合、流れるのは「モノ」ではないので、
エネルギーと直結して考えるのはどうでしょう。

【回答】
「モノ」とは、私たちが五感で認識できる「モノ」ということであって、認識できない「モノ」も存在する筈ですし、否定もできないでしょう。
例えば、真空には空気もチリもダークマターも何も存在しませんが、現代物理学では「空間の存在=電子がギッシリ詰まったスペース」と考えられています。
「真空」という「モノ」が存在しない筈の空間に「電子」という「モノ」が存在している訳で、「モノ」の定義はとても難しくあります。
時間も同じで、人間の概念として「時間」は存在しますが「モノ」として認識できません。それは私たちが」認識できない「モノ」なのかもしれません。
また、時間を「モノ」として認識できませんが、時間が「流れる」という結果は認識できますから、現代物理学で存在されているという重力子を「モノ」として認識できなくとも、その結果である重力を認識できるのと同じでしょう。

投稿: zanki | 2009/10/02 21:44

 私は世間で「エネルギー」という用語がよく乱用
されている事に違和感をおぼえます。時間エネルギー
は、「仕事」をしますか?

【回答】
「仕事」をするからこそ「過去・現在・未来」を私たちは認識できるのでしょう。

投稿: zanki | 2009/10/03 23:05

???
仕事って言葉が使えるかどうかということ
じゃなくて、熱量とかに換算できるものな
のかという事を言ってるんですが。どうも
あなたの話は理科ではなく国語になってる
ような…。

【回答】
エネルギーの定義は、熱量・光・電磁気、さらには質量も含めたすべてを現代物理学では意味します。存在そのものがエネルギーと考えられるのです。
貴方の意味するエネルギーは理科の分野での狭義の意味でのエネルギーを指しているだけでしょう?
時間の流れの裏付けがなければ、エネルギーの流れは存在しません。エネルギーが確認できるのは、時間が流れて仕事をしたからだと考えられます。
このブログは時間にかんして私の考えを述べているだけです。重箱の隅をつついて貴方の正当性を述べたところで、常識の範囲内の話で終わってしまって、このブログの主旨であるトワイライトゾーンでなくなってしまいます。

投稿: zanki | 2009/10/04 14:37

>常識の範囲内の話で終わってしまって、このブログの
>主旨であるトワイライトゾーンでなくなってしまいま
>す。

 題名を読み落としていたのですね、私は。最初から
フィクションと分かっていて読めばこんな突っ込みも
することはなかったでしょうに。面目ない。
 でも本当の話をするなら重箱の隅は重要です。

投稿: zanki | 2009/10/04 23:35

≪…虚数時間…≫は、平面からの送りモノのとして実数直線(時間軸)に・・・
 この風景は、マンダラ的に絵本で・・・
 絵本「わのくにのひふみよ」
 絵本「もろはのつるぎ」

投稿: 両界(e π)曼荼羅 | 2022/09/09 04:32

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