プリンターの暴走
3月25日(日)に1年後輩の医師が亡くなりました。3月29日(木)にお通夜に参列しました。神式の葬儀でした。
彼が泌尿器科の研修医1年生の時に、研修医2年目であった私が、わずかな期間でしたが指導しました。
2年間の泌尿器科研修を終えて、彼は外科に興味を持ち外科の教室に入局して外科医として人生を歩んだのでした。その後、彼とは20年以上も会うことはなかったのですが、3月27日に泌尿器科教室から訃報が入ったのです。享年54歳です。
今年の1月5日の病院当直の日に、鎖骨のしこりに気付き、検査を行なったら胆管癌の全身転移だということが判明しました。彼の患者さんの写真だと勘違いした放射線科の医師が、余命3ヶ月と彼に宣告したのでした。
彼が1月なのに、あわただしく「忙しい忙しい」、「時間がない」と言っているのを病院のスタッフが聞いており、自分の身辺整理をしていたのだと後に判明したのでした。
通夜から帰宅して、着替えて診察室でパソコンを起動したら、突然にプリンターが印刷をし始めました。印刷内容は、何年も前に印刷した記憶のある内容です。今のプリンターは、この5年間で4代目になるプリンターです。購入して半年もたっていない新しいプリンターです。印刷された内容は、以前のプリンターで印刷したことのある内容ですが、完全な内容ではなく、かすれていたり、内容が途切れ途切れに多段に印刷したり支離滅裂です。
プリンターのストップボタンを押しても止まらず、止む無く電源を落としました。
パソコンのコントロールパネルのプリンター設定で確認すると、現在のプリンターにはドキュメントは残っていませんが、過去の3台のプリンターには、それぞれドキュメントが残っていたので、それらを消去してパソコンを再起動したら、プリンターの暴走は止みました。
パソコンを始めてから初めて経験した現象です。診察室で「おいおい冗談は止めろよ」とひとり言を言ってしまいました。
亡くなった後輩は、一言で言うと面白い男でした。通夜の席で久しぶりに会ったので、一緒についてきていたずらをしたのかな?と家族で話題にした最近のエピソードです。
合唱。
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