エントロピーの法則と生命
エントロピーの法則をご存知ですか?
熱力学第2法則のことで「熱が拡散し閉ざされた空間の中で均一になる」という法則です。
エネルギーは常にこのエントロピーの法則により拡散・均一になろうとします。エントロピーが増加することは拡散・均一化することです。
全ての物質は原子・分子が存在し運動エネルギーが存在しますから、森羅万象、このエントロピーの法則の呪縛から逃れられません。全ての事がエントロピー増加の一方通行の筈です。
ところがエントロピーが減少するものもあります。重力・磁力・生命力などです。重力により物質同士は集まろうとしますし、磁石はいつまでも鉄板にくっ付いています。生命は生きているの間はエネルギーを活発に集め(エントロピー減少)、発散しながら動き回ります(エントロピー増大)。
こうして考えると生命活動は一時的にはエントロピーを減少させる不思議な現象です。しかしもっと深く読むと、生命に一度エネルギーを集めさせ、移動しながら広範囲にエネルギーを発散してもらう方がエントロピー増大の観点からは効率的にも思えます。生命はエントロピー増大のお先棒(?)的役割を担っているとも言えるのではないでしょうか。
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