時空間
アインシュタインが唱えた「相対性理論」によれば、時間も空間もニュートンの考えた絶対的に膠着したものではなく、それぞれが容易に変化する流動的なペア「時空間」という考え方をします。
ブラックホールの強力な重力に吸い込まれる宇宙船という極限の環境状態が相対性理論の説明の例として有名です。
ブラックホールの引力の影響を全く受けない場所でこの状態を観察すれば、宇宙船は細~くつぶされながらアッと言う間にブラックホールに吸い込まれる現象になります。
しかし、宇宙船の乗組員とってつぶされる瞬間は永遠に来ないというのです。宇宙船の周囲の空間が重力で微塵に小さく引き伸ばされるに従い、宇宙船内の時間は永遠に引き延ばされて極端に長い時間になってしまうからです。
逆に何らかの原因で空間が極端に広がれば時間は極端に短くなるのでしょう。
時間(T)×空間(S)=一定
という数式が成り立つのかも知れません。(自論)
空間エネルギーが小さくなれば時間エネルギーは大きく(長く)なり、空間エネルギーが大きくなれば時間エネルギーは小さく(短く)なるというのです。
そういえば、最近、毎日の時間のたつのが早いと思ったことがありませんか?
1年があっという間に過ぎてしまいます。誕生日がすぐに回ってきます。正月が来たかと思えば、また正月。子供の頃は時間の流れるのがもっと遅かったような気がします。
恩師の先生がよく口にしていた言葉を思い出します。30歳代で3倍、40歳代で4倍、50歳代で5倍時間の流れが速くなるというのです。
周囲の時間が速く経過することは、言い換えれば、相対的に自分の時間が遅くなっているということです。
時空間の考えからすると、私の持っている空間エネルギー(宇宙空間での私の存在価値?)が小さくなっていると考えたら私固有の時間が遅くなるのは合点がいきます。
子供の頃の私と現在の私との違うところは「老いた」ということです。すると空間エネルギーの縮小=生命エネルギーの縮小という構図になるのかも知れません。
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