陰嚢のイボ
「尖圭コンジローマ」のブログに、下記のご相談コメントが来ました。(現在、性行為感染症・STDの相談コメントは受けていません。)
相談者のご好意で写真の掲載の承諾を受けましたので、文面と写真を掲載します。
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はじめまして。37才の男性です。どうぞ宜しくお願いいたします。
今、陰嚢に3つほど隣接してイボがあります。
色は陰嚢の赤っぽい肌色を強くしたような赤です。形はイボの上にさらに小さなイボが重なっているような感じでとても立体的です。(まさに尖形といえます。)
数年かけて少しずつ大きくなり増えました。下着に擦れると多少痒みはありますが、通常は痛みも痒みもありません。
実は3年ほど前に全く同じものが今ある部分ととても近いところにできていて、大学病院で部分麻酔をしてメスにより切除しました。
その際、同時に検査してもらったのですが、特にウイルス性のものではないとのことで、切除したのみの治療でした。
結局、再発したということで、現在あるものは尖圭コンジローマである疑いが強いのでしょうか?
文面だけでは難しいかもしれませんが、先生にご教示いただければと存じます。
お忙しいところ大変恐縮ですが、宜しくお願いいたします。
【高橋クリニックからの回答】
ボーエン様丘疹症か普通のイボでしょう。
追伸:画像を観ていただくことは可能でしょうか?
またその場合はどのようにすればよろしいでしょうか?
宜しくお願いいたします。
【高橋クリニックからの回答】
高橋クリニックにメール(takahashi.clinic@nifty.com)に添付ファイルで送って下さい。
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【補足】
ということで、写真を受け取り、単なるイボであることが判明しました。
写真のイボはきれいなピンク色をしています。すなわち血行が良好だということです。
皮膚は組織学的に表皮と皮下固有層に分けられます。尖圭コンジローマは固有層の発育が悪く血行不良ですが、表皮の厚さが著しく、触ると表皮がゴアゴアと硬い特徴を持っています。
しかし単純なイボは固有層の発育が良く血行も良好ですが、表皮の厚さは薄いので血行が透けて見えピンク色の所見です。触れた感触は表皮の薄い肉?という感じです。
陰部にできるイボは、尖圭コンジローマとボーエン様丘疹症がすべてではありません。
皮膚であればどこにでも、普通の単なるイボができます。
イボはこの単純な尋常性疣贅を含め、尖圭コンジローマもボーエン様丘疹症も全てウィルスが原因です。そのウィルスのDNAの形質によって外観の形状が微妙に違います。診断は病理診断ではなく、外観による微妙な違いが命です。言葉でどんなに説明されても診断はできません。
ご相談希望の方は、この男性のように写真を添付してメールを【takahashi.clinic@nifty.com】にお送り下さい。分かる範囲でお答えします。
なお、思いついた順の細切れの質問はご容赦願います。中には1つ質問に答えると一つというように、10個以上質問を続ける非常識な方がいます。実際の診療の合間に回答しているので、忙殺されると無料相談を止めるしかありません。
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