クラミジア性結膜炎

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数日前から亀頭が赤くなり、排尿痛があるといって来院した患者さんです。
同日頃より両眼の結膜炎になり目が赤くなり眼科にもかかっているとのこと。「流行り眼」と診断されて目薬の点眼中だそうです。

初診の時には、眼球結膜が充血しています。治療後はほとんど正常の眼球です。治療後と比較すると、治療前はまぶた周囲も腫れぼったい印象でした。
尿道口を中心に亀頭部がほんのりと紅くなっています。膿が付着しています。治療後、赤みは軽減し、痛みも消失しました。

クラミジア治療薬のジスロマックを処方しました。

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昨日のクラミジア結膜炎の患者さんに引き続き、また今日も同じ病気の患者さんが来院しました。
尿道の炎症とご覧の右眼の結膜炎です。眼科にもすでに治療中で、取りあえずクラビット点眼薬を処方されています。
右目から左目まで炎症が広がり、時間の経過と共に炎症が治まりました。
尿道口の右側(患者さんの)が赤く腫れていましたが、治療により改善しました。
クラミジア治療薬のジスロマックを処方しました。

【注】写真はすべて患者さんの快諾を得て掲載しています。

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性器クラミジア感染症

【概念と疫学】
STD・性病の中で現在一番多いのが、この性器クラミジア感染症です。理由はクラミジア保菌者に無症状の者が多いのが原因です。クラミジア感染症はクラミジア・トラコマチスが原因菌で、大きさはウィルスとほぼ同じ大きさです。極小の大きさのため、一般の光学顕微鏡では確認できません。そのため非淋菌性慢性尿道炎の原因であったにもかかわらず、長い間原因不明の慢性尿道炎という位置づけでした。
最近では、DNA検査でクラミジアを高率で確認することが出来るようになり、クラミジア感染症が一般的な病気として認知されるようになりました。
非淋菌性尿道炎の50%がクラミジア性尿道炎で、また前述の淋菌性尿道炎患者さんの約30%と高い確率でクラミジア感染が合併しています。ですから淋菌性尿道炎が治療できてもクラミジア感染が残ることがあり注意が必要です。
クラミジアの潜伏期間は1~3週間です。症状が発現する場合は、男性で軽い尿道炎、急性副睾丸炎、女性で子宮頚管炎です。特に女性の場合は、腹膜炎・流産・不妊症の原因になります。
慢性前立腺炎の原因にクラミジア感染を唱える医師もおられます。
オーラルセックスの流行で、淋菌感染症の場合と同じく男女ともにクラミジアの咽頭感染が流行しています。 しかしクラミジア性咽頭炎はほとんど無症状のために感染の広がりを抑止することは難しいようです。

【写真】
電子顕微鏡で観察したクラミジアの各種粒子です。様々な粒子が確認できますが全てクラミジア菌です。
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17588m24cr3【症状】
クラミジア尿道炎の場合、膿や排尿痛などの全く所見のない場合がありますから、症状がないからといって油断は出来ません。この24歳の患者さんの場合は、尿道周囲が赤く発赤したのでとても珍しい症例です。

17588m24cr2また、この患者さんは眼球結膜炎も併発していました。昔はクラミジアといえば、トラコーマという眼の病気でした。

【治療】
特定の抗生剤(マクロライド系・テトラサイクリン系・ニューキノロン系)の内服が治療の基本です。
最近、アジスロマイシン(ファイザー製薬:商品名:ジスロマック)の1回1000mg1日のみの単回内服でクラミジアを抑えることのできる抗生剤が発売されています。

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