カンジダ性皮膚炎の治療
かカンジダ性皮膚炎には、カンジダ性膣炎やカンジダ性亀頭包皮炎があります。ご婦人の場合は、抗カンジダ菌の膣剤が使用されます。男性の場合には治療として、まずは誤診されてステロイド軟膏や抗生剤軟膏を処方されるのです。なかなか治らないので、初めてカンジダ性?と気が付かれるのです。
先ずは、抗真菌剤の塗布や患部を石鹸で洗わないようにしなければなりません。真菌は、ある意味で植物細胞なので根が張っています。ですから、石鹸で洗えば洗うほど敵対する細菌(動物細胞)は取れて、根の生えたカビだけが残るのです。
健康な人は、皮膚に存在する雑菌とカビであるカンジダ菌が互いに牽制し合って、お互いの増殖が抑えられています。
男性で水分を多く摂取する人は、水の排出反応である炎症が起きやすくなります。特に性行為の後にご婦人の一部の常在菌であるカンジダ菌の感染でカンジダ性亀頭包皮炎になってしまいます。石鹸で洗えば洗うほど皮膚の雑菌は排除されますが、根を張り巡らしているカンジダ菌は残ります。結果、牽制相手である雑菌がいなくなり、カンジダ菌が逆に増殖します。人間はカビを殺菌することはできないので、免疫が頑張っても炎症が起こるだけでカビ=カンジダ菌が残るので、炎症がドンドンひどくなりカンジダ性亀頭包皮炎になるのです。
最近、新たな治療方法を業者さんの提案で思い付きました。「次亜水」という殺菌水が最近注目を浴びています。殺菌薬なのに酸性でもなくアルカリ性でもない、中性の薬液なのです。次亜水の濃度に応じて、雑菌、ノロウィルス、インフルエンザウィルス、カンジダ菌などの広範囲の病原菌を殺菌します。そして、生体には悪影響がないのです。
石鹸で患部を洗っても、その後で次亜水をスプレーすれば、残ったカンジダ菌が殺菌されます。なかなか良いでしょう?ただし、保険薬品ではないので、自費です。1ヵ月分の50㎖スプレー1本で1200円になります。
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コメント
はじめのコメントです。
女性です。二つ悩みがあります。それは外陰部のかゆみと頻尿です。
外陰部のかゆみはもう1年以上になり、毎日かきむしっては毛を抜いている状態で、ひどいときは腫れてしまいますし、お風呂のお湯に触れるとヒリヒリして痛いときが ここ3日の症状です。何か婦人科の性病か心配になり淋病や梅毒やエイズなどのチェックする検査をしましたが問題はないとのことで抗真菌剤を処方されました。しかし塗ってもかゆみは残るので原因がわからず困っています。おりものは少なくカンジダではないかもですが、次亜水で治るでしょうか?
頻尿は寝てから夜に一回はトイレに行きます。できればトイレに行かないで朝までぐっすり眠りたいです。8回くらいは1日にトイレに行きます。
できれば今週の水曜日か土曜日に先生のクリニックに伺いたいと思っています。
高橋先生の「本当はこわい排尿障害」を読んで、やっと悩みが解決するかもしれないと思いました。お返事お待ちしておりますよろしくお願いします。
【回答】
頻尿と陰部の痒みは同じ症状です。
下記のブログをお読みください。
来院されるのは、構いません。
http://hinyoukika.cocolog-nifty.com/cc/
投稿: 芝田 | 2019/12/02 18:57