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子宮頚管異形成とプラズマ療法

以前にも解説したように、子宮頚癌検診は、子宮頚管粘膜を採取して、その異形成を確認する方法です。
そして、ひとたび異形成が発見されたなら、定期的に経過を追い、異形成の悪性度が最高になった時点で、子宮頚癌の手術を行う訳です。
この一連の検査・診断・治療の流れは、あたかも子宮頚癌が出来上がるのを待っているかのようです。

この状況を考えれば、子宮頚管異形成が判明した時点で、子宮頚管異形成の原因であるヒトパピローマウィルス・HPVを抑え込む子宮頚癌ワクチンを接種する根拠になるのです。
しかるに、子宮頚癌ワクチンの痛みなどの副作用が問題になり、接種を控える患者さんがいるのも事実です。

代替医療の世界で、アンチエイジングや癌治療にプラズマ療法があります。この治療はマイナス電子を体に照射し、体内の水・酸素・窒素をイオン化・プラズマ化させ、身体を活性化させる作用を持っています。

このプラズマ療法は、ウィルスを抑え込む作用も持っています。事実、私がノロウィルスで倒れた時に、このプラズマ療法を受けたら、翌日から診療に復帰できました。子宮頚管異形成も子宮頚癌も原因は、子宮頚管粘膜に何度も繰り返し感染するヒトパピローマウィルス・HPVが原因ですから、このプラズマ療法が効きます。興味のある方は治療を受けてみてください。

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コメント

お忙しい所、すみません。41歳の経産婦です、先日 子宮口を指で触ってみたら子宮口の周りがボコボコと盛り上がっており子宮癌なのか?と心配になりました。子宮癌検査は1年半前にキットで検診、全くの異常ナシでした。夫婦生活も年に数回・生理も毎月あり 不正出血もナシ おりものにも変化はありません。悩んでしまい夜も眠れません、お手数をお掛けして申し訳ありません。よろしくお願い致しますm(_ _)m
【回答】
出産後の子宮口の変形かも知れません。

投稿: まりあ | 2014/03/09 14:33

お忙しいところ失礼します。
ご教授頂けたら幸いです。

子宮頸がん検診でasc-usとの診断があり
またHPVハイリスクタイプ陽性、
インデックス値2000と高値でした。

コルポ診では病床確認できず、
来月また細胞診をすることになっているのですが

HPVが沢山いるのは確かなのに、ただ待っているのが耐えられず、先のエントリの保険外の方法やプラズマ療法、また他に良い方法があれば、費用も含めて教えて頂きたいのですが可能でしょうか?

できましたら公開よりメールにてお返事いただけますと幸いです。
【回答】
メールは非公開なので、コメントのみの連絡になります。
HPVワクチンは、1回1万8千円で3回接種の必要があります。
プラズマ治療は、1回30分で1千円です。

投稿: あこ | 2016/04/19 16:35

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