名古屋から男性が一人
今日、名古屋から30代の一人の男性が来院しました。
子宮頚癌ワクチンの「ガーダシル」を接種しにいらしたのです。理由を聞くと、近々結婚を考えているそうです。その相手のために、ご自分が感染していると他人に被害が被るので、接種しにいらしたのです。
「ガーダシル」は、ご婦人にしか厚労省では承認が取れていません。しかし、子宮頚癌ウィルス(ヒトパピローマウィルス・HPV)を媒介させるのは、子宮頚癌が発症しない男性に他なりません。もしも男性側に子宮頚癌ウィルスが感染したとしても、ワクチンにより獲得した免疫力でウィルスを殺してくれるかも知れません。ヒトパピローマウィルス・HPVに対する目に見えない自衛力です。
この患者さんの考え方には頭が下がります。世の中には、石橋を叩いて人生を渡る人がいるのです。
「ガーダシル」の接種は半年間に3回ですから、あと2回、旅費をものともせずに接種のため東京へ来られるそうです。
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