親の思い
「突然メール差し上げて申し訳ありません。
息子が尖圭コンジローマを相手に感染させた疑いで訴えられそうな状況です。息子はまだ発症してなく、近くHPV検査を○○医大で受診させたいと考えています。先生のHPに「包茎は発症する」ように書かれていましたが、どれくらいの割合なのか教えていたたけないでしょうか。」
高橋クリニックからの回答
「お答えいたします。
包茎の男性は、尖圭コンジローマがイボとしてハッキリ出ますが、包茎でない男性の場合、尖圭コンジローマが感染していてもイボは出ないことが多いようです。
尖圭コンジローマの潜伏期間は1ヶ月~8ヶ月、文献的には20ヶ月以上という報告もあります。ですから貴方の息子さんから感染したと証明することは出来ないでしょう。
また、人によって潜伏期間が異なりますから、息子さんにHPV陽性であったとしても、相手の女性から感染したとも逆に訴えることも出来ます。特に女性の方が先にイボが出来て発症している訳ですから。
お大事に。 高橋クリニック 高橋 知宏」
「こんなに早くきちんとお返事いただき、ご配慮に心から感謝いたします。
私は、大学で三十年余り勤続し、公務員として公正であることを誇りに生きてきました。
今回のことは予想もしなかった重大な嫌疑で、また双方にとって大きな悲劇で、相手の方のお気持ちも痛いほどわかりますし、かといって真実を見極め近付く努力を放棄して、相手側の主張のままに息子が感染源であると認めることは、さすがに受け入れることができず、何が正義で何が真実なのか、心苦しみ葛藤しています。
相手方は、治療を受けた医師からの情報などから、息子が感染させたものと断定し、いまさら言い逃れをするかとなじり、こちらの誠意が認められないとして、近く大変高額の補償を要求してくるものと思われます。
心に痛い罵声と恨みの言葉を何度も浴びせられ、息子とともに家族一同、気弱になったり、思い直したりを繰り返しています。
これまでの様子では、相手方が激高されており、こちらの主張に耳を貸すことはまずなく、当事者間で冷静に話し合う方法での和解は無理だろう感じています。
結局は、裁判で、主に医学的知見から因果関係を判断していただき、こちらの疑いが非常に大きいと判定されれば裁定に従い、弁護士を介して、過失?割合を勘案した慰謝料等の調停をお願いするしかないと思っています。(お恥ずかしい話ですが、住宅ローンのため貯蓄はほとんどありません。息子は就職したばかりで、月収はわずかです。ただ、調停で決まった責任については、借金をして履行します。)
多くの若者が同様のトラブルに陥っていると思います。先生のホームページに何らかの形で事例掲載いただき、警鐘としていただくこともご検討くださればと思います。
長文になってしまい、お手間をおかけし、ほんとうに申し訳ありません。」
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コメント
私も人の親であり、私自身もコンジローマを患っておりますが、『親の思い』さんの親馬鹿ぶりには笑いが出ました。
公務員サンは体裁が全ての様ですね。
性病で因果関係を判断してくれなんて、無理ですよ。
まして、この病気は潜伏期間が長いのでどちらが先に発症するかはDr.にだって判らないでしょう。
まぁ貴方の様な親御サンを持ったお子様は幸せなんでしょう?ね(笑)せいぜい頑張って下さい。
投稿: 蛙 | 2005/05/25 01:01
貴方のような他人の事後的な事象に関して非建設的で中傷を秘めたコメントしか寄せられない人もいるということですね。
ましてやご自身も同じ病をお持ちであるということは、ご自身にも自分の取られた行為に対して原因があったわけでしょうに。
それよりお子さんが居ると言うことは、奥様も居られるわけですよね(今現在貴方が独り身でなければの話ですが)。
他人を誹謗中傷する時間があるのなら、その配偶者の方に対しても責任があるということを意識して生活されたらいかがでしょう。
投稿: | 2005/09/05 10:40