後遺症による不幸
包茎手術を行ったら、包皮を切り過ぎて、勃起したらツッパり痛くなる人がいます。前回解説したように、私からすれば容易な修正手術で完成度の高い効果が出るのです。ある患者さんが、地元で手術を行ったクリニックでは、様子を見なさいと言われてしまい、仕方なく大学病院の形成外科に相談に行きました。
結果、皮膚移植をして包皮を新たに作らされたのです。太ももの皮膚を切除して、陰茎に移植したのです。……どうなったと思いますか? 太ももの包皮は本来の包皮よりも、とても厚く、残っている本来の包皮と色も異なるし、移植された包皮の感覚も無い、凸凹の醜いオチンチンになってしまったのです。
高橋クリニックには移植した縫合部が、痛いので治して欲しいと来院したのです。電気焼灼術で治しました。その後、ひどいオチンチンに手術したクリニックを裁判で告訴しました。早期に来てくれれば修正手術で包皮を長く出来たのに。
先日、長茎増大手術が希望で来院した中年の男性がいました。過去に手術をしているとのことで詳細を聞きました。すると5年以上前に包茎手術を行い、術後の後遺症で別の病院で修正手術を行いました。すると今度は包皮を切られ過ぎて痛みが出たのです。そこで大学病院の形成外科を受診して、横腹の皮膚を使って包皮移植手術を行ったと言うのです。……それでは移植した皮膚とバック筋膜が癒着してしまうので、残念ながら長茎増大手術は困難です。お断り致しました。
包皮を切除し過ぎて痛くなった人は、移植手術は行わないでください。出来れば高橋クリニックにご相談くださいね。