コラーゲン注射の跡

亀頭増大などの理由で、しばしばコラーゲン注射を亀頭に施術する医療機関（包茎手術専門クリニックや美容整形外科）があります。
手術直後は亀頭が大きくなり、一時喜ばれるのですが、時間が経つとコラーゲン成分が吸収されます。均等に吸収されれば問題ないのですが、不均一に吸収されると、亀頭表面が凸凹になります。
この患者さんは、1年前に関西の美容外科で包茎手術した際に、亀頭の「エラ」の部分（亀頭冠）を大きくするためにコラーゲン注射をされました。「エラ」の部分は目的通り張ってきましたが、注射された箇所に三角形の盛り上がり跡が複数残ってしまいました。新撰組の火事場装束の襟ガラのような模様になり、気になって当院を受診しました。

治療は気になっている部分のコラーゲン成分を電気焼灼手術で蒸発させれば済むことです。
ご覧の手術の跡は、皮膚が再生しますからほとんど分からなくなります。

別の患者さんです。10年ほど前に大手包茎手術専門クリニックで手術を受けました。
その際にコラーゲン注射を受けました。時間が経つとともに亀頭表面が写真のように凸凹になりました。

電気焼灼手術で凸部のコラーゲンが残っていると思われる部分を蒸発させました。