修正手術#6
平成18年11月に関西のある総合病院の泌尿器科で包茎手術を行なった患者さんです。
尿道炎で受診したら、包皮が原因だと診断され、包茎手術を薦められました。
保険で手術してくれ費用は5千円でとても安価だったのですが、術後も包茎は一向に治りません。
そこで執刀医の泌尿器科医に相談をしましたが、「きれい!」の一点張りです。
その病院の手術センター長の医師に相談に行きましたが、やはり「きれい!」の一言で挙句の果てに「気分が悪い!」とまで言われてしまいました。
どうしても治したい一心で、4月に来院し修正手術になりました。
写真でご覧のように、前回の縫合部はケロイド状が目立ち、ガイドラインで示すように、未だに包皮は十分に余っています。
ガイドラインに沿ってメスを入れます。
余分な包皮をケロイドを中心に切除します。
上下の断端を吸収糸で連続に縫合して手術を終えます。
ペニスを伸ばしても、皮膚には十分な余裕があります。
何もしない平常時にも、亀頭は十分に露出できたので、患者さんは大喜びです。
また手術中の会話の中で、この患者さんが、なぜケロイド体質なのかも判明しました。
時間を作って、その原因を証明するために再び来院することになりました。
ケロイド体質以外にも悩んでおられる病状があり、その解決の糸口が見えました。
右の写真は、切除した余った包皮です。
患者さんに快諾を得て、写真を掲載しています。
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