スキンタッグskintag
包茎手術の際に、内板と外板の周囲長が合わずに無理に縫合すると、スキンタッグ現象が起きます。要するに余った皮膚がこぶ上に残ってしまうのです。
患者さんは30代の男性で、3ヶ月ほど前に横浜の包茎手術専門チェーン店○○○○クリニックで、40万円の費用をかけて亀頭直下埋没手術を行なった患者さんです。
手術後から、包皮小帯(裏スジ)の横に気になるふくらみができました。性行為感染症・STDの尖圭コンジローマを疑い、当院に来院したのです。
これは、尖圭コンジローマではなく、包茎手術後のスキンタッグ現象です。美的に気になるのであれば、修正手術で治せます。本来なれば横浜○○○○クリニックで無料で治すべきですが、尖圭コンジローマと診断され、さらに高額の治療費を請求される可能性があることをアドバイスしました。
患者さんは性行為感染症・STDでないことを知り、安心して帰宅されました。
縫合の美しさが命の美容外科医の手術でも、傷跡は写真のようです。普通の泌尿器科医の私が、吸収糸を利用した普通の包茎手術と比較して、傷の美しさはどのようにお感じになられますか?
患者さんの快諾により、写真を掲載しています。
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