休診のお知らせ
【休診日】
5月1日土曜日〜5月5日水曜日は休診です。
【診療時間】
月曜日〜土曜日: 午前中9時~12時診療を行います。
ただし、火曜日・木曜日のみ、午後4時〜午後6時も診療を行います。
【休診日】
5月1日土曜日〜5月5日水曜日は休診です。
【診療時間】
月曜日〜土曜日: 午前中9時~12時診療を行います。
ただし、火曜日・木曜日のみ、午後4時〜午後6時も診療を行います。
包茎手術は、一般的に局所麻酔で行われています。ほとんどが、局所麻酔です。
しかし、この麻酔には、欠点があるのです。手術後に、炎症や腫れや傷ができ易いのです。
なぜかと言えば、局所麻酔は、手術後すぐか、あるいは30分ほどで麻酔が醒めるからです。麻酔が切れると、手術した患部から傷の情報が全身に巡ります。すると、全身にスタンばっている顆粒球という白血球が集合して炎症を起こすのです。
包茎手術後に炎症を起こさないためには、術後しばらくの間、麻酔が持続すれば良い事です。
そのためには、局所麻酔では不可能です。そこで登場するのが、仙骨神経ブロックです。方法は仙骨正中裂孔という穴から麻酔薬を注入するのです。
麻酔薬はマーカインで、痛覚は抑えるが筋弛緩作用は少ないので、手術後も直ぐに歩け、それでいて痛みはないという理想的な麻酔なのです。
症例❶
40代の男性が、包茎手術を希望されて来院されます。
理由をお聞きするど、次のようです。
スポーツクラブに入会し、運動します。あるいは、ゴルフコンペで運動します。すると、その後に必ず裸の付き合いになります。お風呂に入ったり、サウナ風呂に入ったりです。
その際に、局所が気になるのだそうです。他人の局所はシッカリと露出しているのに、自分のは包茎で引っ込み思案状態になっているのが、劣等感に感じるのだそうです。ほかの人と同じように堂々としていたいというのが、包茎手術を希望される根拠です。
切開線は、内板の亀頭環状溝から指幅1本分の場所、外板の包皮口より手前に決めます。
内板を亀頭直下法のように亀頭環状溝ギリギリで切開すると、亀頭と縫合線に緊張が強くかかり、テント状の皺(しわ)ができ外見上気になる患者さんが出てきます。
逆に内板を多く残すと、術後内板が腫れて、「ちょうちん変形」になることがあるので注意が必要です。
また、裏スジ側は他の部分に比較して立体的なので、内板の周囲長が外板に比べて長くなる傾向にあります。ですから、外板の周囲長を長めになるように切開デザインするのがコツです。
外板切開線は、包皮口を残さないように切るのがコツです。包皮口は外板と内板の折り返し地点ですから、その部分の組織は丈夫で癖を持っています。ですから包茎手術で包皮口を残すと思わぬ術後の後遺症を作ることがあります。