傍外尿道口嚢胞

Bulla8 毎月1人~3人程度の傍外尿道口嚢胞の手術を行います。この病気は先天性のもので、赤ちゃんの頃から存在するのがほとんどで、病気とは言えませんね。

これは、尿道腺細胞の一部と皮膚が合体して嚢胞(袋)を作ったのです。一般の医師は治療方法を教育されてはいませんから手術はしません。通常は嚢胞に注射器を刺して定期的に吸引するだけです。

泌尿器科医師の中には入院手術させる医師がいます。嚢胞の外膜を切除して縫合するのです。しかしそれでは内膜が残るので嚢胞が再発します。さらに、尿道口のそばを縫っているので、オシッコが散ったり割れたりしてしまうのです。

そこで私の考案した手術をご紹介しましょう。

Bulla9 ❶嚢胞の外膜を始めに焼灼蒸散させます。
❷中身の水分を除去します。
❸内膜が残ると嚢胞は再生するので、電気焼灼で丁寧に内膜を蒸散させます。注意しなければいけない事は、直ぐ下に亀頭組織や陰茎組織があるので、深く治療すると出血してしまいます。
Bulla10 ❹ある意味で火傷を作った手術です。一般的な火傷の治療では傷跡が残ってしまいます。傷跡が残らないようにするために、私が考案した特殊な軟膏を塗ってもらいます。1ヶ月未満で綺麗な皮膚が新生します。

 

 

 

 

 

 

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脊柱管狭窄症

49aea2e4db1d4385a72bc336404b43aa 当院に「脊柱管狭窄症」と診断された患者さんが3人来院されています。1人は中年の患者さんで整形外科で脊柱管狭窄症の手術をされたのですが、痛みが治らずに悩んでおられました。2人は高齢者で手術はなさっていませんでした。ステッキを使用して歩行されています。

この3人に代替医療で有名な「プラズマ治療」を行いました。すると、1ヶ月もしないうちに3人ともに痛みは軽減しました。2人の高齢者の患者さんはステッキを使用しないで歩行できるようになりました。

 では何故、マイナス電子を大量に照射するプラズマ治療で神経の痛みが改善するのか考えてみましょう。脊柱管狭窄症は、初めのイラストで示すように、脊柱管内の脊髄が圧迫されて神経が物理的に傷害を受けるので、痛みや歩行障害になるのです。通常、傷害を受けた神経は手術をしても、治るとは思えません。一般的に神経は再生しないからです。ですから手術をして物理的圧迫を解除しても神経は再生しないのです。

Atp2  ところがプラズマ治療を行うと症状が軽快する=神経が再生するのです。プラズマ治療は大量のマイナス電子を体内に注入させるのです。傷害を受けた神経細胞内のミトコンドリアは休止していたので、必要な情報が伝達しないのです。そこにプラズマ治療で大量のマイナス電子をミトコンドリアに供給すると、ミトコンドリアが再生して神経が復活するのです。脊柱管狭窄症でダメージを受けた神経細胞が何故復活するのでしょう。マイナス電子でミトコンドリアが活性化してATPと言うエネルギーを作っただけで、神経情報が伝達するとは思えません。おそらく、ミトコンドリアだけではなく、細胞の生命力も向上するから治るのでしょう。

Atp4 ミトコンドリアは活性化するとATPアデノシン三リン酸を作ります。一般的にATPはエネルギー物質だと知られていますが、エネルギーだけで生命が再生するとは思えませんね。例えば自動車にガソリンを注入しただけでは自動車は動きませんよね。自動車にはオイル・電気・タイヤ・運転手が存在しなければ動きませんよね。つまりATPはエネルギーの作用だけではないのです。生命体の様々な分野を補強するのです。Wikipediaには下記の記載がありました。
❶解糖系
❷筋収縮
❸能動輸送
❹生合成・糖新生
❺RNAの前駆体
❻精子のエネルギー

以上の事から分かるように、生命活動が停止している状態が、生命が死んでいる訳ではないのです。ある意味でソフトウエアが停止していると考えられます。プラズマ治療で大量のマイナス電子を供給して上げると、ミトコンドリアが活性化して、ATPをたくさん作るのでソフトウェアが活性化し、それが生命の再生に結びつくのでしょう。

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少量・微量の処方

 排尿障害の治療薬であるユリーフ・シロドシンは1日2錠が正式ですが、私は1錠にしていますが、十分に効果が出ます。ある程度症状が落ち着くと、今度は一日置きあるいは二日置きに服用して頂きます。それでも効果が続くのです。

β3作動薬であるベタニスは通常50mgが処方されていますが、私は25mgで十分効果があると思っています。

Estra 前立腺ガンの治療薬でエストラサイトというふ古い薬剤があります。普通なら毎日4錠の服用ですが、私は通常2週間に1錠しか処方しません。効果はシッカリとあり、ガンの塊りは小さく柔らかくなるのです。正常処方の56分の1だけです。効果はあっても副作用はとても少ないのです。これから考えれば、正規の処方量は間違っているのです。

 イラストは、男性がガン細胞で女性が治療薬です。正式な治療では、ガン細胞も認識して抵抗するに決まっています。そこで会談をする際に微量のクスリ(ここではエストラサイト)をガン細胞の飲むコーヒーに少量入れて飲ませるのです。ガン細胞は抵抗もなく飲み続けるでしょう(笑)。

 薬の投与量の決定は、初めは試験管の実験からです。その実験結果がら、初めの投与量を決め、次に動物実験、さらに人体実験で、製品化して発売されるのです。しかし、人体内で生きているガンを含めたすべての細胞は、試験管実験の環境とは全く異なります。正常の細胞に囲まれた環境と、ガン細胞だけの環境が同じである訳がありません。薬を含んだ化学物質が体内に入れば、免疫系を含めて拒否反応をするに決まっています。ですから拒否反応を誘発させないように、少量・微量で治療すれば良いのです。

 薬の処方量は、何でもない正常の人にお薬を飲んでいただいて、血中濃度を測り、それで処方量を決めているのです。しかし研究者たちは人の体をモノとして扱っているので、正確な反応を認識していないのです。

 もしも貴方が病気の原因の細胞だとしたら、お薬で攻撃されて、じっと我慢して耐えますか? ヤラレっぱなしで死んでもいいと思いますか?当然として、工夫して攻撃から逃れ、強い細胞に変性して反撃のために悪性度を増そうとしますよね? ですから、薬によっては減量しての処方をトライすべきです。6466bb8950b94e7dbe4f77849d4590b6

 以前にお話ししたミネラルパウダーについても同じことが言えるのです。私たちは大量のミネラルを摂取する訳がありません。ミネラルは地球が作った鉱物です。それが溶けているのが河川や海の水です。しかし鉱物の全てが溶けているとは思えません。

Ae932ea552ca4afbabb0a85a01c54bfc 私たち食事にはミネラルが入っていますが、植物や肉や魚を介して取り入れているだけで、多くても13種類だけです。ミネラルパウダーの成分は全部で72種類以上もあるのです。地球の成分に近いのです。成分のほとんどは微量なのですが、その微量なミネラルだからこそ、地球上の生命体である人の健康に、必ず効果が出るのです。ある意味で、50億年も存在する地球と一体化するのです(笑)。

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アルツハイマー認知症と口内細菌

826c354ccaae49f2992041167186c136 テレ朝ニュースで、下記の記事がありました。

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アルツハイマー型認知症の発症に歯周病が関係している可能性があることが分かりました。専門家は正しく歯を磨くことなどが予防につながるとしています。

 アルツハイマー型認知症は世界中で研究が進められていますが、治療法はまだ見つかっていません。

Haninti しかし、最近になって認知症の患者の脳内から「歯周病の原因菌」が検出されたことから、治療法の確立につながるのではないかと注目が集まっています。これを受け、九州大学の武洲准教授らの研究チームがマウスに歯周病の原因菌を3週間連続で投与した結果、マウスの脳内にあるアルツハイマー型認知症を引き起こすたんぱく質「アミロイドβ」が10倍に増え、記憶力が低下しました。研究チームによりますと、歯周病患者の歯茎に生じたアミロイドβが血管を通して体内に侵入し、その後、脳内に蓄積されて記憶障害などを引き起こす可能性があるということです。
2271a52df9ca40bd9f34280bae110a88  九州大学・武洲准教授:「正しい歯の磨き方と定期的に歯医者で点検して歯石を取って(予防してほしい)」
 研究チームは今後、認知症の発症や症状悪化を防ぐ薬などの開発につなげたいとしています。
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Jiasuiugai  もしも本当に歯周病の原因細菌が、認知症の原因なのであるとすると、口内のうがい薬である次亜水を利用すればアルツハイマー認知症は回避できるかもしれません。歯科専用のうがい次亜水が販売されていますが、ある程度お高いので、室内噴霧用の次亜水を水の入ったコップに次亜水を3回〜5回噴霧してうがいをすれば、認知症を回避できるといいですね。

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前立腺肥大症にα1ブロッカーが効く理由

 前立腺肥大症の患者さんに、排尿困難や頻尿や尿意切迫感の治療でユリーフやハルナールなどのα1ブロッカーを処方すると、症状が軽快します。泌尿器科学会の公式のテキストを読むと、α1ブロッカーが前立腺の平滑筋をゆるめてくれるから、尿道の圧迫が軽減して排尿が改善するからだと記載されています。この理論をイラストで示しました。

Alfab1 これが前立腺の平滑筋がα1ブロッカーでゆるみ、尿道が圧迫されないでオシッコが出やすくなる説明のイラストです。前立腺の平滑筋がゆるんでいるので、尿道が圧迫されていないので、オシッコがスムーズに出ると言うことを示しました。

Alfab2 ところが、前立腺肥大症の多くの人は、前立腺が膀胱側に飛び出ているのが普通です。右のイラストは、膀胱が収縮して前立腺に膀胱圧力がかかっている状態です。出っ張ってる膀胱出口に膀胱内圧がかかると、前立腺がゆるんでいるとすれば、前立腺が柔らかくなっているので、膀胱出口は閉じてしまいます。この状況でオシッコがスムーズに出ると思えますか?どう考えても間違いでしょう?ですから、前立腺の平滑筋がゆるむから、前立腺肥大症の症状が軽快すると言うのは嘘です。

 医学理論は概念だけで構成されてしまいますから、間違った理論になってしまうのです。医学は生物学だけでなく解剖学的・物理学的・構造学的視点で考えなければならないのです。イラストで示したように前立腺の平滑筋が緩むだけで、排尿が改善する訳がありません。逆に尿の出が悪くなるはずです。

Alfab3 本当は膀胱出口を囲む平滑筋で作られている「膀胱括約筋」をα1ブロッカーが緩めてくれるので膀胱出口が開き易くなり、排尿が改善するのです。イラストの左はα1ブロッカーで膀胱出口が緩んでいる状態を示します。膀胱内圧がかかると、前立腺は硬いままでも出口は開くので、尿がスムーズに出るのです。

 膀胱括約筋は前立腺ばかりでなく、女性の膀胱にも当然存在します。ですから前立腺肥大症で処方する全てのα1ブロッカー(ユリーフ・ハルナール・フリバス)が女性の方にも効くのです。でも、女性には健康保険では、前立腺肥大症の薬ですから処方できないのです。………残念です。政府の厚生労働省は病気の本質が正確には分かっていないのです。エブランチルと言うα1ブロッカーが神経因性膀胱と前立腺肥大症には適応が許可されていますから、女性患者さんに保険で処方できます。だったら、前立腺肥大症の治療薬であるユリーフやハルナールも適応を認めるべきです。

 

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薬の処方量

 一般的にお薬は毎日1錠〜3錠です。それで効果が不十分だと、2錠〜6錠になります。一般人も医師も薬の量を増やせば、効き目が強くなると思い込んでいるのが現状です。

Kusuri1 しかし医学は、そんな単純ではないはずです。薬は人体にとっては、どう考えても、ある意味で異物・毒薬でしかありません。そして、人間の生体反応に影響を与えるものです。一般的な考えでは、グラフで表示されているように、投与量を増やせば増やすほど血中濃度が高まり効果が出るものだと考えられています。ある意味で正しいことかもしれません。

 それを否定する経験が私にはあります。
❶前立腺肥大症の排尿障害の治療薬で有名なハルナールカプセルがありました。しばらくしてから吸収速度が速い。ハルナールOD錠が販売された時のお話しです。吸収速度が速いので、薬を飲んでから直ぐに有効血中濃度になります。普通に考えれば、前のカプセルよりも効果が強いと思いますよね?ところが何人かの患者さんからクレームがありました。前のカプセルに比べて、今度のOD錠は効き目が悪い言うのです。
❷前立腺ガンの治療薬でエストラサイトと言う薬があります。昔の古い薬で一般的には現在あまり使用されていません。毎日4カプセル飲ませる薬です。それを私は2週間に1カプセルだけ飲ませるのです。通常の56分の1です。それでも前立腺ガンは次第に小さくなっていきます。

Kusuri8 このイラストのように、お薬の投与量が多ければ多いほど、人体は拒絶反応をするのです。その拒絶反応が免疫システムか、あるいは肝臓の分解反応なのかは分かりません。お薬の投与量が多ければ多いほど効果が高いと考えるのは間違いだと思います。

Kusuri9 しかし、投与量が少なければ、人体は気がつかず、薬はフリーに行動ができるのです。以前に火成岩に含まれる多くのミネラルが効果的なのも、大部分のミネラルが非常に少ないからです。71種類のミネラルの内、60種類は全部合わせても0.1%しかないのです。

Kusuri2 このグラフで表示するように、薬の血中濃度が少ないほど薬の効果が出る薬もあるはずです。ただし、全ての人に均等に効果があるとは言えません。100人いれば100人違い、千人いれば千人違うと考えなければなりません。医師は患者さんの反応を診ながら、お薬の量を減らせばいいのです。

 臨床的には、慢性前立腺炎や間質性膀胱炎の患者さんに排尿障害の治療薬と頻尿治療薬を処方すると、効果がすぐに出ます。半年ほど効果が継続したら、お薬の量を減らして頂きます。1日1錠ずつしか処方していませんから、1日おきに服用してもらったり、1/2にしてもらったりしても効果が継続する患者さんが多いのです。

 

 

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