慢性前立腺炎の真実

慢性前立腺炎で、いろいろな症状が出ます。抗生剤や抗菌剤を長期間服用しても治らないので、悩まれている患者さんがたくさんいます。

実は、この病名が間違いなのです。炎症ではないので、炎症を抑える治療薬を飲んでも治る訳がないのです。その原因は、患者さんが自覚しない排尿障害が原因です。


Ec3237113795451c978756e36c35b4aa残尿測定検査やウロフロメトリー尿流検査を行なっても正常範囲の患者さんも存在しまず。エコー検査で分かる所見は、次の通りです。

❶膀胱三角部の肥厚
❷膀胱縦走筋排尿筋の変形
❸膀胱括約筋の肥大
❹膀胱出口粘膜の変形・硬化像
❺前立腺結石の存在
❻前立腺周囲の静脈瘤

以上が全て長期間の排尿障害の後遺症所見です。ですから治療としては、本質の排尿障害わ治せばいいのです。
⑴α1-ブロッカーである①ユリーフ・シロドシン②ハルナール・タムスロシン③フリバス④エブランチルを処方します。
⑵慢性前立腺炎は色々な症状があります。頻尿、残尿感、尿意切迫、会陰部痛・不快感、睾丸の痛み、陰嚢の痒み、鼠径部の痛み、肛門の痛み・痒み、足の痛み・痺れ、下腹部の痛み、胃の痛み、逆流性食道炎症状、舌の痛み、尿臭症、首の痛み、手の痺れ・震えなどたくさんあります。これは全て膀胱三角部の感覚が大量で脊髄神経回路を混乱させて、色々な知覚神経と混線して。いろいろな症状になるのです。ですから頻尿治療薬であるβ3作動薬である①ベタニス②べオーバを服用すれば軽快します。

この病気以外の間質性膀胱炎、過活動膀胱、膀胱疼痛症、うっ血生骨盤疼痛症候群の全ての原因が同じです。




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間質性膀胱炎の真実

間質性膀胱炎は原因不明で難病指定にもなっています。原因不明は実は間違いです。

間質性膀胱炎の原因は、患者さんが自覚しない軽度の排尿障害が原因なのです。患者さんが自覚しないから、医師も調べないで原因不明も間質性膀胱炎と診断するのです。

9e3a89b714fb48699af37528a9de76e8 エコー検査でで膀胱出口を観察すると、長期間の排尿障害の後遺症による変形が認められます。
❶膀胱三角部の肥厚
❷膀胱排尿筋も変形
❸膀胱括約筋の肥大
❹膀胱出口粘膜の硬化像
❺膀胱出口周囲の静脈瘤

2枚の写真は、間質性膀胱炎と診断され、治らないで悩まれたご婦人のエコー所見です。

Bc9d71d685114a3cb18f7cf22c20e28d画像診断だけの⑴以上の所見が一つでもあれば、長期間の排尿障害が認められるのです。ですから、積極的に排尿障害の治療をすべきです。
α1-ブロッカーである①ユリーフ・シロドシン②ハルナール・タムスロシン③フリバス④エブランチルのどれかを処方します。

⑵様々の関連症状である頻尿・尿意切迫感・尿失禁・痛み・激痛・痒み・痺れなどいろいろあります。その症状は膀胱三角部の感覚なのです。正常であれば、単なる尿意・頻尿です。ですから頻尿の治療薬であるβ3作動薬である①ベタニス②ベオーバを処方します。

地元の医師は、泌尿器科学会の発行している「ガイドライン」しか信じません。この考え方を教えても、患者さんを集めるため、金儲けのためだと、否定されます。……ゴメンなさい。エコー検査をしても写真の1/10の一般的な画像を見て、『異常無し』と思うのです。大学病院では、泌尿器科医ではない画像診断だけのエコー専門の医師が見ているだけですから、やはり異常無しと思うのです。

 過活動膀胱、膀胱疼痛症、鬱血性骨盤疼痛症候群、神経因性膀胱、慢性前立腺炎の全てが、同じ原因です。

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病気の原因の追求

一般的な実例を挙げましょう。

❶高齢者男性の排尿障害
→❷前立腺肥大症
→❸個人の体質?
→❹高齢者男性の80%が前立腺肥大症
→❺多過ぎると思いませんか?

この病気の考え方は、素人的な考え方です。プロの医師が、この程度の考え方では、病気の本質は治せません。ですから、治せない原因不明の病気が多いのです。

私の病気の考え方は次の通りです。

⑴高齢者男性の排尿障害
→⑵人間の膀胱出口は、男女問わず微妙なバランスで排尿している。
→⑶少しでもアンバランスの人は、若い頃より排尿障害が存在する。
→⑷アンバランスが続くので、必要以上の腹圧をかけて排尿することになる。
→⑸腹圧をかけると、膀胱出口が十分に開かないので、前立腺に直接に圧力負荷がかかる。
→⑹何十年も繰り返し負荷をかければ、前立腺の細胞の生体反応で、平滑筋の増殖と繊維化が生じる。
→⑺次第に前立腺は大きくなり、結果、前立腺肥大症になる。
→⑻前立腺が大きくなると、前立腺が膀胱側に突出するため、膀胱出口がいっそう開き難くなり、排尿障害をさらに自覚して、医師に受診する。

4jigen 病気の原因を立体的・空間的・時間的、3次元〜4次元の世界を詳細に理解できたでしょう? イラストのように1次元〜4次元の考え方を積極的にするべきなのです。一般の医師の考え方は、1次元〜2次元程度しか判断しないので、誤診する可能性が高いのです。

私が最近になって心房細動あるいは心房粗動になってしまいました。近々心臓内科で心カテーテル電気凝固術を行う予定です。異所性のペースメーカーの刺激が原因ですが、その発生の理由は体質です。しかし、その体質の発生理由に気がつきました。それが証明できたら公表しますね(笑)。

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色々な膀胱炎

Ic1膀胱炎には様々な病名があります。
❶間質性膀胱炎
❷過活動膀胱
❸慢性膀胱炎
❹急性膀胱炎
❺膀胱疼痛症
❻うっ血性骨盤疼痛症候群

それぞれの所見がイラストの通りです。この中で明確な所見のない病名が、膀胱疼痛症とうっ血性骨盤疼痛症候群です。しかし、これはおかしいとは思いませんか? 秒kの原因が不明なのに病名を付けているのは正しい医学や科学ではありませんね?

さらに、間質性膀胱炎も慢性膀胱炎も過活動膀胱も原因不明です。原因が判明しているのはバイ菌が原因の急性膀胱炎だけです。こんないい加減な医学があるでしょうか。

具体的に解説しましょう。
❶間質性膀胱炎
原因不明の膀胱症状です。頻尿と膀胱の痛みがあるのですが、細菌は検出されません。膀胱鏡検査では、毛細血管の増殖と点状出血とハンナ型粘膜潰瘍があります。原因不明なので、特殊な免疫反応と思われているのです。
❷過活動膀胱
頻尿と尿意切迫感と、人によっては尿失禁の症状です。細菌感染はないので、原因不明です。膀胱鏡検査を行っても、所見は特に有りません。原因不明です。
❸慢性膀胱炎
毎年4回〜12回の膀胱炎症状、頻尿・膀胱痛・排尿痛・残尿感の症状があるのですが、細菌感染は認められません。多くの医師は院部を不潔にしているからだと、理由付けするのです。しかし、日本人は毎日入浴しているのに、不潔である訳がありません。
❹急性膀胱炎
細菌が原因の本当の膀胱炎です。原因はセックスによって、陰部の雑菌がピストン行為によって、男性のペニスから女性の尿道に挿入されてしまうのです。ですから若い女性が離間し易いのです。出産をすると、尿道口と膣の距離が離れるので、急性膀胱炎にはなりません。高齢者のご婦人はセックもする訳がないのに急性膀胱炎と診断するバカな医師が存在します。
❺膀胱疼痛症 ❻うっ血性骨盤疼痛症候群
どちらも下腹部の痛み症状のある病気です。どちらも原因不明です。うっ血性…はエコー検査で、骨盤内の静脈がうっ血拡張していることが認められますが、原因不明です。

さて、これらの病気で原因が明確なのは、急性膀胱炎だけです。一般的な医師は、明確な原因と,明確な症状との組み合わせしか理解できないのです。膀胱炎症状が色々あると理解できないので、原因不明となってしまうのです。

著名な病気の症状として、急激な歯の痛み、突然の四十肩.五十肩、胃痛、左手の痛み、冷や汗で突然死される人がいます。この病気は、心臓の痛みの無い心筋梗塞です。心臓の神経から発生した神経情報が、周囲の脊髄神経を介して、心臓以外の他の神経感覚に置き換えてしまうのです。これを「関連痛」と呼びます。

これは有名な症状ですが、他の病気では無いと誤解しているのです。………情けない。上記の膀胱炎も病気は、全てが排尿障害と頻尿症状の組み合わせで形成されているのです。排尿障害よ頻脈の治療ですべてが治るのです。

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前立腺肥大症の生まれる理由

80歳台の男性の8割の人が、前立腺肥大症です。では何故こんなに多いのでしょうか? 

実はおシッコが漏れ出ないように、膀胱出口に存在する膀胱括約筋が、常に膀胱出口を閉めているのです。その結果、膀胱出口が十分に開放されないと、腹圧による圧力でスンナリとおシッコが出にくくなります。そしてその圧力負荷が、前立腺に物理的負荷になるのです。前立腺は圧力に負けないように繊維化の固い組織に大きく変化するのです。それが最終的に前立腺肥大症になるのです。ですから人類の8割には排尿障害があるのだと想像できるのです。

私が研修医の頃、今から40年前の頃は、前立腺肥大症の発生率は、高齢者の20%でした。何故、4倍も増えたのでしょう。その理由は、バカな医師が健康のため水分を2リットル以上飲みなさいと指導したからです。

Bph1_20210303112801 元々排尿障害のある人が、水分をたくさん飲めば飲むほど、排尿時に前立腺に負担をかけてしまい、前立腺が抵抗して、結果、前立腺肥大症になるのです。

では、どのようにすれば前立腺肥大症を防ぐことが出来ると思いますか? 実は、前立腺肥大症の患者さんはの多くが若い頃より頻尿や冷え性などの排尿障害の関連症状があったのです。患者さんは自然な体質だと思い込んでいたのですす。

ですから若いうちから排尿障害の治療をすれば前立腺肥大症にはなりません。とは言え、10代20代から治療させるのは、劣等感を思わせてしまうので、30歳代40歳代から始めれば良いでしょう。

しかし、一旦、前立腺肥大症になると肥大症は継続して更に大きくなるのです。対策として男性ホルモンの一部を下げるアボルブと、α1-ブロッカーであるユリーフ・ハルナールを飲んでもらいます。

頻尿や残尿感や尿意切迫感は、排尿障害による膀胱のセンサーである膀胱三角部が過敏になったのです。α1-ブロッカーでセンサーの興奮を抑えることも出来ますが、通常はβ3-作動薬であるベタニス・べオーバを服用すればいいのです。

 

 

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神経因性膀胱と言う「嘘」

Nb1 おシッコの出が悪く、さらに残尿があり、男性で前立腺が大きくなく、さらに女性の場合にも、「神経因性膀胱」と診断されます。そして治療は、神経がダメになり回復させることは出来ないので、毎日3回〜5回の自己導尿の指導を受けるのです。

正常の場合には、神経の命令で膀胱がイラストのように収縮します。ところが、何らかの原因で神経が作用しないと、膀胱は十分に収縮しなくなり、排尿障害と、残尿量が50ミリリットル以上も残ると、「神経因性膀胱」と診断されるのです。

……しかし、この理論はは絶対に嘘と私は考えています。

膀胱の壁に存在する筋肉である、縦走筋と輪状筋は、腹圧が掛けられた膀胱が均一に圧迫・収縮できるようにするだけの弱い力の平滑筋なのです。尿を押し出すための強力な筋肉ではないのです。

43245090c62c40e5ad1c28be9ab1bec1 発生学的に考えると、膀胱と直腸は妊娠の第4週ごろに認められる総排泄腔の「一卵性双生児」なのです。妊娠の第7週目で膀胱と直腸が別れます。排便する時に直腸の筋肉の力でウンコが出ると思えますか? 違いますよね? 腹圧の力で出しているのです。双子の膀胱の筋肉も力がそれ程なくである、排尿は腹圧で出しているのです。

Nb2 膀胱内の尿を押し出すのは、腹圧の主な筋肉である腹直筋・腹斜筋・横隔膜は、自分の意思で動かすことのできる随意筋です。では、神経因性膀胱と診断された病気は、腹圧をかけても、何故に膀胱が収縮ができないのでしょうか?

実は膀胱出口が開いてくれないからなのです。膀胱出口は男性も女性も「膀胱括約筋」で常に閉じているのです。何故かと言えば、液体であるおシッコのが漏れないようにするためです。排尿の際には、膀胱出口に付着している膀胱縦走筋が収縮して膀胱出口が少し開くのです。同時に腹圧をかけると、膀胱内圧が上昇して膀胱出口がさらに広く開くのです。排尿とは微妙なバランスでしょう?

こも現象が毎日5回、1年で1,825回、50年で9万1,250回、80年で14万6千回も行われているのです。膀胱出口に存在する膀胱括約筋には、常に負担がかかります。当然。負けないように膀胱括約筋が次第に発達して大きく肥大・肥厚しますから、当然、膀胱出口が開かなくなるのです。腹圧をかけても出口が開かなければ、膀胱内圧が上昇して膀胱に負担がかかります。膀胱の内膜が凸凹に変形して、それが肉柱(にくちゅう)になるのです。膀胱の壁が疲労性萎縮して薄くなるので、膀胱の筋肉がダメになった誤解されて、神経因性膀胱と間違った病名に診断されてしまうのです。膀胱を支配する自律神経が原因とされているのです。状態を調べることの出来ない自律神経が原因としている理由が、あまりにもいい加減な診断です。理論的にもっと正確な考え方をしなければいけないのです。結果、自己導尿させるなどの患者さんの人生に不愉快な現象を与えているのです。

【治療】正しい治療としては、❶膀胱括約筋の緊張を緩めるα1-ブロッカーであるユリーフ・ハルナールを服用してもらいます。❷最近、保険適応となったBotoxを膀胱括約筋に注射すれば膀胱括約筋が緩みます。❸しかし、膀胱括約筋が極端に大きく、膀胱出口が硬化している場合には、内視鏡手術で、膀胱出口を切開/切除すれば、神経因性膀胱の症状は軽快します。

神経因性膀胱が治らないと思われているのは、ある意味で誤解です。医学の基本である発生学や解剖学の基礎知識を無視しているからです。但し、私だけの考え方です。

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関連症状


「慢性前立腺炎・間質性膀胱炎」の患者さんの症状には下記のような症状があります。
❶頻尿 ❷膀胱痛 
❸陰部痛 ❹尿道痛 
❺睾丸痛 ❻陰嚢掻痒症・膣掻痒症
❼尿道分泌液 ❽会陰部痛 
❾肛門痛・肛門のかゆみ ➓鼠蹊部痛 
⓫大腿部痛・しびれ ⓬坐骨神経痛
⓭足の痛み、しびれ ⓮腰痛 
⓯胃痛 ⓰舌の痛み 
⓱首の痛み ⓲幻臭症
⓳口渇 ⓴手のしびれ・震え 
㉑慢性副鼻腔炎 ㉒過敏性腸症候群 
㉓花粉症 ㉔冷え性

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これらの一見、無関係の症状は、実は原因が同じなのです。イラストのように排尿障害の症状として、通常は多数の頻尿情報が脳中枢に伝達されます。ところが、人によって頻尿症状が十分に出ない人がいます。体としては頻尿が出せなければ、違う症状感覚を作ろうとするのです。それが関連症状なのです。

その理由は、脊髄内の尿意脊髄ルートが、十分に脳中枢へ情報が送信できなければ、周囲の別のルートにシナプスを他の神経ルートと接合して、尿意情報を漏出してしまうのです。神経のルートに応じてに応じて様々な症状が作られてしまうのです。その関連症状として有名な病気が、心筋梗塞です。心筋梗塞で胸が痛くならない人の場合には、肩の痛み・歯の痛み・胃の痛み・左小指の痛みになるのです。

以上の様々な症状のある患者さんに、排尿障害の治療薬であるα1ブロッカー(ユリーフ・シロドシン・ハルナール・タムスロシン)と、頻尿・過活動膀胱の治療薬のβ3作動薬(ベタニス・べオーバ)を処方して服用してもらうと、8割の患者さんの症状が軽快します。さらに追加で、鎮痛剤のトリージェ・トラムセット・リリカを服用してもらうと、症状の軽快の完成度が高まるのです。

しかしながら、一般の医師は慢性前立腺炎・間質性膀胱炎とは無関係だ、自律神経失調症、気のせいだ、歳のせいだと診断し、他科である精神科、整形外科・循環器科に行けと言うのです。医師として病気に対して想像力がなくワンパターンしか考えないので、治療が誤診するのです。

 

 

 

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間質性膀胱炎の考え方

236ba95a9cad469f85d155a0522e3d73 頻尿と膀胱の痛みのご婦人の患者さんが、間質性膀胱炎と診断されるのです。診断の根拠として、内視鏡検査で、膀胱容量の減少、膀胱粘膜に微小出血、粘膜の潰瘍(ハンナ型)、尿意切迫感、残尿感、夜間頻尿、膀胱痛、膀胱不快感などです。

そ の原因を自己免疫と思われています。しかし私からすれば、このように膀胱に負担のかかる病気は、どう考えても、患者さんが気が付かなかった何十年の長期間の排尿機能障害があり、膀胱に負担を掛けていたために、やっと症状を作ることができたので、絶対に症状を治しません。

 その負担のかかって疲れ切った膀胱に、膀胱水圧拡張術で、さらに負担(膀胱の筋肉・粘膜・神経を切断)をかける訳ですから、間質性膀胱炎が治る訳がありません。医師は自分が間質性膀胱炎になった場合に、膀胱水圧拡張術で治せると思えませんよね。

 膀胱に隠れた負担が掛かるので、間質性膀胱になるのです。てすから、積極的に膀胱の負担を解除するために、排尿障害を治療しなければならないのです。

昔は良いクスリがなかったので、内視鏡手術で膀胱出口と症状を作る膀胱三角部を切開して治していました。

Kansit1  頻尿・過活動膀胱の治療薬であるベタニス・ベオーバの出現で、軽快する患者さんが多くご婦人にも処方するので、なったので、手術件数が激減しました。また男性の排尿障害の治療薬であるユリーフ・シロドシンがご婦人にも効果が出ることが判明したので、手術は減りました。

 男性向けのユリーフ・シロドシンは前立腺の緊張を緩めるとされていますが、実は前立腺ではなく、膀胱出口の『膀胱括約筋』の緊張を緩めることが判明したのです。ですから、男女に関係なく効果があるのです。ユリーフ・シロドシンをご婦人に自費で処方すると、「前立腺の治療薬なのに大丈夫ですか?」と言われる事が多いのです。「ホルモン治療薬ではないので大丈夫です」と答えることが多いのです(笑)。

 過去の有名な医師や教授の決めた病気の定義が、常に正しいとは限らないのです。その証拠が、学会が作成したガイドラインに従って、診断・治療しても治らない患者さんがいるのが証拠です。結果、難病指定にされてしまうのです。治らないのは当然・常識ですと逃げられるのです。

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ガン細胞

 ガン細胞は、本来の人体細胞から作られます。人体の細胞が60兆個の集団になり、分野を細かく分けて、複雑な構造の人体になるのです。1日で1兆個の細胞が死に再生し、1ヶ月で30兆個、2ヶ月で60兆個の細胞が入れ替わると言われています。脳・神経・心臓・肺・腎臓・膵臓・脾臓・消化菅・甲状腺・卵巣・子宮・睾丸・前立腺・目・耳・鼻・口・平滑筋・骨格筋など、全ての細胞が同じ細胞から作られるのです。

Cell5

 原点は細胞内にある核の遺伝子が作るのです。核内の遺伝子はDNA構成されていて、基本の塩基数は4種類、アデニン(A) 、チミン(T)、グアニン(G) 、シトシン(C)が30億個も並んでおり、その組み合わせで、さまざまな個性が出来上がるのです。DNAは二重構造ですから、片側だけで15億個塩基が並んでいます。塩基の種類が4種類ですから、種類は4の15億乗✖️2種類になります。1個の細胞の核だけでもまるでスーパーコンピュータです。

 この多彩な能力のある人体細胞が、ガン細胞を作ったのです。そのガン細胞が無能とは思えませんよね。ガン細胞には、人体細胞ほどの能力はありませんが、その分、無知な本能的な仕事しかしなくなるのです。その結果、周囲の状況は無視して自分の事しか行わないのです。結果、人体の全ての細胞が死んでしまうのです。

Dd39c73449ee4f8d946a3dd15a316401  臓器によっては、悪性度も違うのです。複雑な仕事をしている臓器、例えば、消化管から吸収されたあらゆる物質を分解・合成をする肝臓、食事で高くなる血糖を常に低下させるインスリン分泌で毎日負担を掛けられる膵臓、決して休むことのない呼吸器の肺なとは、毎日24時間・生涯働き続ける臓器は、細胞に余裕がなくなります。そして散々、細胞分裂を繰り返しますから突然変異が起きて、それがガン細胞になるのです。本来の細胞が優秀ですから、ガン細胞になっても能力が高いのです。当然として悪性度も高くなります。

 表に記載されたガン患者さんの生存率をご覧下さい。
肝臓ガンは5年生存率40%、膵臓ガンは9.6%、肺ガンは40.6%、食道ガンは44.4%です。肝細胞は5ヶ月に1回の細胞分裂ですし、食道粘膜は2、3日に1回の細胞分裂、肺胞は再生しないと言われています。細胞分裂の多さと、ガン細胞の発生率は異なります。あくまでも、それぞれの細胞の仕事の負担によって比例するようです。

Cell6 以上の事実からガン細胞予防のために、❶肝臓にはお酒を飲み過ぎない、薬も飲み過ぎない、❷膵臓には炭水化物・タンパク質を取り過ぎない、❸肺胞には運動をし過ぎて肺胞に負担を掛けない、綺麗な空気を吸う、❹食道粘膜にはアルコール・唐辛子のような刺激物を控える……等などです。

 ガン細胞の発見方法・検査方法・治療法だけに固執しないで、何故ガンが発生するのか、それを根拠にいろいろ考えれば、ガンの発生が防げるでしょう。過去の過去の人間が考えた知識だけではなく、自分たちで積極的に考えるべきです。それが医師です。

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オシッコを出す微妙さ

Dysuria13_20201215175901  オシッコを出すのは簡単だと思っていますよね? 実は微妙なバランスでオシッコを出しているのです。

それをイラストで示しています。
❶尿意が強くなったのでトイレに行き、出そうとすると自分の意思で動く随意筋である尿道括約筋が膀胱出口を下に引っ張ります。
❷その影響で、膀胱出口を常に閉じている自分の意思で動かせない不随意筋の膀胱括約筋が少しゆるみます。あるいは尿道括約筋に負けるのです。
❸やはり不随意筋の膀胱縦走筋が収縮して膀胱を収縮させます。すると、膀胱出口が漏斗状になります。
❹さらに腹圧をかけるので膀胱出口は開くのです。

たかだか膀胱出口が開くために、これだけの工程が必要なのです。当然、このバランスとタイミングが微妙に合わなくなると、膀胱出口は開きにくくなり、排尿障害になるのです。この状況が年を取れば取るほど、長期間繰り返されれば繰り返すほど、排尿障害が強くなるのです。ですから、高齢者が泌尿器科にたくさん来られるのです。

治療としては、膀胱出口を常に閉じている膀胱括約筋を緩めば良いのです。
❶その治療薬が、α1-ブロッカーのユリーフ・ハルナール・フリバスです。
❷さらに最近では、「ボトックス」と言うボツリヌス菌毒素の注射薬を膀胱括約筋に注入すれば、膀胱括約筋は緩むので排尿は出やすくなります。しかしボトックスは尿失禁の治療にしか保険適応がありませんから、困ったものです。

 単に排尿障害と言われても、素因はいくつもあるのです。前立腺肥大症の患者さんの多くは、若い頃から排尿障害があったのです。その排尿障害のために前立腺に物理的負担がかかり、次第に前立腺が大きくなったのです。前立腺肥大症だから排尿障害になると言うのは、実は逆だったのです。

病気は単純に考えてはいけません。そうすると、神様は『バカだな』と笑っているでしょう。

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