間質性膀胱炎を治療する医師へ
間質性膀胱炎を原因不明の病気と決め、学会では、薬を注入したり膀胱水圧拡張術を行いますが治りません。極端に症状のある人を大学病院で膀胱全摘手術と人工膀胱を作りますが、膀胱三角部の有無で、症状の残る人がいました。原因不明と学会で発表していましたが、聞いていた私は直ぐに理由が分かりました。これからの解説でご、理解してください。
医師は、ある意味で科学者ですから、原因不明のまま治療するなんて、……治る訳がありませんし医師としては情けありません!
この30年間に、当院は今までに日本全国から数千人の治らない間質性膀胱炎の患者さんが来院されました。その、8割はお薬だけで改善しました。治療薬は、
❶医師の気が付かない排尿障害が原因ですから、膀胱括約筋を緩めるα1-ブロッカーであるシロドシン・タムスロシン・エブランチルです。
❷排尿障害による膀胱三角部の興奮を鎮める過活動膀胱の治療薬であるβ3作動薬であるべオーバ・ベタニスの併用です。
❸水分接種は毎日1リットル以下です。
上記の治療で難治性の患者の80%が治るのです。
間質性膀胱炎の原因は、患者さんが自覚しない排尿障害と隠れた頻尿が原因なのです。医師の行う検査でも証明できないのです。医師の無視するわずかな排尿障害が何十年も継続すると、膀胱出口周辺に変形が生じて、それが症状を作るのです。写真は、その患者さんのエコー所見です。
イラストで解説しています。膀胱三角部が突出して、膀胱排尿筋が変形して、見えない筈の膀胱括約筋が肥大して見え、膀胱三角部の粘膜が硬化しています。
これらの所見は全てが排尿障害による後遺症のです。しかし大学病院の医師は異常なしと判断するのです。……馬鹿野郎!素人か?
ですから、間質性膀胱炎と診断された患者さんに対しては積極的な排尿障害の治療と過活動膀胱の治療を行なってください。
私は高齢者で血液透析を行なっている身体障害者です。当然いつ突然死しても不思議ではありません。患者さんのために、この記事を参考にして患者さんを助けてください。お願いします。