アクセサリーから収集へ
ご婦人の身につけるアクセサリーは、いろいろあり、豊富です。しかし、男性の身につけるアクセサリーは数が少ない気がします。それでも、時代背景や年齢と共に、若干の変化があります
大昔、和服に根付けというアクセサリーを男女共に付けていました。細工によっては、動物だったり、人物や神様を身につけていました。今でいう、携帯電話のストラップのようなものです。印籠やタバコ入れや筆入れと帯を固定するために身につけていました。
明治になって、男性のほとんどが帽子を被っていました。当然、季節に応じて材質の異なる帽子やTPOに合わせて帽子をいくつも持っていました。しかし、当時に「無帽論」なる考え方が出始め、次第に帽子を被らなくなりました。その先鋒が、私の出身大学の創立者である高木兼寛でした。私は、創立者の意に反して、いくつも帽子を持っています。夏帽子が4つ、冬帽子を4つです。最近は、日差しが強くなってきたので、麦わら帽子を被っています。
また、当時は男女共にタバコ吸っていましたが、紙巻タバコではなく、キセル(煙管)で吸っていました。したがって、細工のあるキセルや長いもの短いものなどいろいろありました。石川五右衛門が山門の上で「絶景かな!絶景かな!」の時のあの大きなキセルです。
私は、高校2年生の時から、近眼と乱視のためメガネをかけ始めました。四十代になって老眼、その後、白内障、緑内障なり、メガネをいろいろ買い換え、使用しないメガネを含め20本以上現在も持っています。TPOに合わせて、デスク用、外出用、サングラスといくつか持っています。これも私にとってはアクセサリーです。
最近、尿毒症の後遺症で足元が不安定で、トレッキングポールを使ってウオーキングしています。しかし、医師会の会議や公の場所では、トレッキング用では不自然なので、紳士用のステッキを購入しようと考えています。このステッキもいくつか購入して、私のアクセサリーになるでしよう。きっと奥さんに怒られるでしょうね?