親友と一緒に天国へ
私が60歳の時です。私と同じ泌尿器科医で鹿児島県鹿屋市で開業していた同級生で親友の倉内洋文先生が他界されました。
5月19日に脳溢血でたおれ、脳神経外科病院に入院静療中、突然の心不全・呼吸不全で5月29日22時50分に急逝したのです。
私の行っている慢性前立腺炎や間質性膀胱炎に対する内視鏡手術のよき理解者であり、実践してくれた日本で唯一人の泌尿器科医でした。九州の患者さんを皆、倉内先生に紹介していました。
地元の医師会の副会長を長年務められ、医師会長を固辞され続けた人物です。ご高齢の患者さんに好かれ、鹿児島県の泌尿器科医で神の手を持つとまでと称された医師でした。
5月31日のお通夜と6月1日の告別式は盛大に執り行われました。遠方から鹿児島まで名誉教授をはじめ同級生、先輩後輩が参列しました。
大学生の頃、彼が学園祭の実行委員長で私が会計という立場で意気投合して以来、30年以上の付き合いです。
歌がうまくて、私の結婚式で2曲(マイウェイとワインレッドの心)を無理言って歌ってもらいました。毛筆は達者で、小学生の頃、郵政大臣賞を受賞したくらいです。
車が好きで、カローラレビンから始まって、都内で3番目に購入したと自慢していた初代ソアラ、マセラッティ・ビトルボ、最近ではAMGに乗っていました。そんな高級志向の割には、好きな愛用文具はノック式のセーラー万年筆でした。
グルメで、六本木の高級寿司店「福寿司」に何回か二人で通ったのが昨日のように思い出されます。東京では当時ブームではなかった、とんこつラーメンの「桂花ラーメン」新宿店を教えてくれたのも彼でした。
空間認識においては天才的な感性の持ち主で、2次元的には字がうまくスケッチが上手で、3次元的には手術も惚れ惚れするほど上手かった。・・・本当に惜しい人物を亡くした・・・とても悲しいことです。
この文面から、彼の人柄をうかがい知ることができるでしょう。
多方面に才能のある人物は、神様が無理やりヘッドハンティングするのは世の常です。彼は天国できっと神様の前立腺肥大症を手術しているでしょう。私も天国に行って、一緒に遊ぼうと思っています。😂🤣😸
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