慢性前立腺炎の本質
慢性前立腺炎は、原因不明の前立腺の炎症と診断されてしまいます。他の病院で、10年以上経過治療しても治らないと患者さんが言っています。前立腺肥大症か無く、前立腺の触診をすると痛がるので、慢性前立腺炎と診断するのです。
エコー検査を行なっても、一般の医師は正常と診断されてしまいます。しかし、エコー画像を10倍に拡大して観察すると、イラストのように異常所見が分かるのです。膀胱括約筋の肥大、排尿筋の肥大変形、前立腺結石、膀胱出口の硬化像などが分かるのです。
慢性前立腺炎の患者さんのエコー検査所見は、排尿障害の所見だったのです。ですから、排尿障害の治療薬と膀胱の不快感を解除する薬を処方すると、症状は軽快します。ハルナール・ユリーフ・フリバスとベタニス・ベオーバです。それでも、なかなか軽快しないのであれば、膀胱括約筋を緩めるザルテイアを処方します。
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