ガン細胞の発生根拠
❶胃の粘膜細胞の寿命は3日です。すると60年間で60✖️365➗3=7,300回も細胞分裂をすれば、突然変異の異型細胞が生まれ、最終的に胃がん細胞になるのです。特にアルコールをたくさん飲んだり、唐辛子の多い食事をすれば、胃の粘膜は障害を受けやすいので胃がんになっても不思議ではありません。
❷腸の粘膜細胞は寿命が1日ですから、60✖️365 =21,900回も細胞分裂をするのです。小腸にはガンはほとんどないですが、大腸ガンは多いのです。大腸内に存在する大便・ウンコの三分の一には大腸菌を代表とする腸内菌です。食物分解酵素が大量に分泌されるので、大腸粘膜に負担がかかりガン細胞が生まれるのです。
胃の粘膜は塩酸を含んだ胃液で刺激されるので、大腸ガンよりも胃がんが多いのです。
❸肝細胞の寿命は1ヶ月ですが、成長と共に何倍も大きくなるので、細胞分裂の他に増殖も必要です。さらに飲酒経歴が長く、肝炎にかかると多くの細胞が死ぬので、細胞分裂と細胞増殖に過剰刺激が負担となるので、肝細胞がんが生まれるのです。
❹肺細胞の寿命は1カ月ですが、タバコを吸われると、タバコの煙成分であるニコチン・タール・一酸化炭素で細胞が死ぬので、細胞分裂が多くなり肺がん細胞が生まれるのです。最近は政府が禁煙を支持しているので、肺がんの患者さんは減りました。
❺前立腺には80歳までに80%の人にラテント癌が生まれます。悪性度は高くないので、死ぬ人は少ないのです。ところがPSA検診で前立腺ガンを疑い針生検を行いガン細胞が見つかればホルモン治療を行います。当然、前立腺の細胞は死に細胞分裂が過剰になるので、悪性度の高いガン細胞が生まれるのです。
ガン細胞のどれを調べても、細胞に負担がかかり細胞分裂が増加するのでガン細胞が生まれるのです。またガンになりやすい体質家系の人も存在します。もしかすると体質的に人体の細胞分裂が多いのかも知れません。細胞が常に新しくなるので、ガン家系の患者さんは、ガンを乗り越えると長生きです。知人で胃がんの人や大腸がんを手術して乗り切った人達は、85歳〜90歳越えです。
では過剰に細胞分裂をしないようにするためには、刺激のある食事や飲酒・タバコを控えて、便秘にならないようにします。
さらに積極的には、どうすればいいのでしょうか? 可能性のひとつとしては、十分なミネラル(例えばミネラルパウダー)が存在すると、数千種類(2,000〜5,000種類)の体内の酵素が活性化して、炎症が起きないように細胞が安定化するのです。そこで細胞分裂が静まるので、ガン細胞の発生確率が低下するです。
| 固定リンク
コメント