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梗塞防止のために

 

As1 動脈硬化があると、脳梗塞や心筋梗塞になることが起きます。動脈硬化があっても、血圧が高くなければ治療はしないでしょう。

As5 動脈硬化があると、血管が部分的に狭くなるので、血流が流体力学的に速くなります。水分を多く飲んで血液を薄くすればするほど、血流は速くなりジェット流になるのです。

例えば駅のホームに立っていて、特急列車が通過すると、風が舞って下手すると列車に吸い込まれるかも知れませんね。それと同じで動脈硬化の下流域に血液の渦流が生じて、血管粘膜に負荷がかかり粘膜が損傷します。

それに対して、血小板が反応して血栓が作られて脳梗塞・心筋梗塞になるのです。

As2 血栓を予防するために、内科医・脳外科医・心臓専門医は水分をたくさん取って、血液をサラサラにしましょうと、言いますね。それによって血栓が出来やすくなるばかりでなく、動脈硬化も発達するのです。

 

As4 動脈血管壁に存在する平滑筋の緊張をゆるめる、ニトログリセリンやザルティアを飲んでもらうと、動脈硬化が凹みます。すると、血管の内腔が広がりますから、ジェット流にならない→渦流にならない→血管粘膜が損傷しない→血栓ができない→脳梗塞・心筋梗塞にならない、と言う過程です。

治療や予防手段は、
❶血小板が血栓を作らないように、バイアスピリンなどの抗血小板剤を処方する。毎日服用しなくても週2回ほどでいいでしょう。
❷ザルティアを服用して、動脈血管壁の平滑筋をゆるめて、動脈硬化で狭くなった血管を広げる。結果、ジェット流が発生しない。ニトログリセリンだと血圧が下がりやすい。
❸水分を多く飲まない。多く飲むと血流がジェット流になり血栓が出来やすいから。1日1リットル以下をお勧め。
❹動脈硬化を回避するために、更年期を過ぎたら大豆イソフラボンを服用して、性的ホルモンが回復したと人体に誤解させる。すると悪魂コレステロールの産生が減る。

どうですか? 医学は単純ではないでしょう。

 




脳梗塞や心筋梗塞を防止するためには、水分を多く飲んで血液をサラサラにしても逆効果なのです。

と高齢に従って動脈硬化が進み、血圧が高くなります。動脈硬化の一つの理由として、悪魂コレステロールが増える事です。

 

動脈硬化の狭くなった動脈が拡張して血流が流れるように、血圧が高くなるのは当然でしょう。降圧剤で血圧を下げると、血流は低下するに決まっています。では、血圧を下げて血流を増加させるには、どうすれば良いと思いますか?


ザルティア(タダラフィル)を処方します。ザルティアは体内の一酸化窒素NOの分解を抑制するのです。一酸化窒素が分解されると、血管は収縮して血圧が上昇して血流が低下するのです。


ザルティアを処方すると、動脈硬化の血管がゆるみます。すると、血流が確保されますから、血圧を上げる必要がなくなるのです。
ザルティアの治療薬としては、膀胱出口、前立腺の平滑筋の緊張をゆるめて、オシッコを出やすくするのです。副作用としてペニスの海綿体の動脈も血流量を増やして勃起しやすくなるのです。

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