出血の計算方法
体重とヘモグラビンの変化で、手術の際の出血量が計算できます。実際の体内に溜まった出血量は測定できません。
私の体重は63kgですから、
【63kg×80ml=5040ml】
私の血液量は、約 5ℓ になります。
私のヘモグラビンは、腎不全のために貧血で11.0です。正常は15.0です。私が手術したら、ヘモグラビンが8.0になってしまいました。変化を計算すると、
【8.0÷11.0=0.73=73%】
つまり、27%出血したと想像できます。私の血液量は約5.0ℓですから、
【5.0ℓ×27%=1.35ℓ】
出血すると、生体反応で血液がなるべく薄くならないようにするために、血液から水分が脱水されて、ヘモグラビンが嘘の濃さになります。それかを考慮すると、私の手術での出血量は【1.2ℓ】でしょう。
後日、400ml輸血したら、ヘモグラビンが8.2→9.3になりました。1,350ml=1.35ℓ輸血すれば、ヘモグラビンが11になるでしょう。出血量は1.35ℓに間違いなかったのです。
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