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間質性膀胱炎の対処法

遠方で当院に来院できない方への助言です。

以前から間質性膀胱炎の原因について、私のブログで詳細に解説しています。その原因が次の通りです。
❶排尿の膀胱出口にある膀胱括約筋と、尿道括約筋のバランスが乱れる。
❷膀胱括約筋が十分に開かないで排尿するので、腹圧の物理的負荷が膀胱括約筋にかかる。
❸何十年と毎日繰り返されると、当然の生体反応として、膀胱括約筋が肥大する。
❹膀胱括約筋が肥大すれば、膀胱出口は尚一層と開き難くなる。
❺排尿時に膀胱内圧が上昇する。
❻膀胱内圧の上昇=尿がパンパンに溜まった=尿意切迫感→頻尿=過活動膀胱になる。
❼膀胱内圧の上昇→膀胱三角部に負荷→尿意+痛み→間質性膀胱炎になる。

以上の事から分かるように、排尿障害が間質性膀胱炎の根本原因なのです。しかしながら、一般の泌尿器科医は原因不明の炎症と思っているので、排尿障害の治療薬を処方してくれません。そこで、地元の医師に次のようなウソを言ってください。
「オシッコが出にくいのです。」「過去に神経因性膀胱と診断されました。」

このように告げれば、排尿障害の治療薬であるα1-ブロッカーであるエブランチルと、β3作動薬であるベタニス・べオーバを処方してもらえるでしょう。

 

 

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