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去勢抵抗性前立腺ガンCRPCの防止

去勢抵抗性前立腺ガンCRPCのの原因は分からずに、泌尿器科学会は治療を続けています。

Akunin8_20201226093101  多数の去勢抵抗性前立腺ガンの患者さんの経過を観察すると、原因がだんだんと判明できます。イラストに示すように、PSA値が少しでも高くなると、何も考えずに針生検をするのが、一般的です。その結果、ガン細胞が傷つき、マクロファージに食べられます。

 その後、男性ホルモンを極端に低下させるホルモン治療を受けます。当然として、前立腺ガン細胞は次々に死にます。しかし、……しかしです、ガン細胞がすべて全滅する訳ではありません。何故かと言えば、ガン細胞は塊りです。ガンの塊りの中央と周囲の外側とでは、治療の効果は異なるのです。何故かと言うと、低男性ホルモンみ直接接触するのは周囲の外側のガン細胞細胞です。

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 イラストで示すように、ガン細胞の「塊り」も中央部の細胞は、ホルモン治療の影響は受けにくいのです。それだけではありません。周囲の死亡したガン細胞を中央のガン細胞が認識します。当然として『どうしようか?何とかしなければ!』と思います。先ずは対策として、細胞分裂して細胞の数を増やすのです。細胞分裂が何回も繰り返すうちに、突然変異が起こり、それが去勢抵抗性前立腺ガンCRPCになるのです。

 

 ガン細胞の治療をしないではいられません。しかし。前立腺ガンの5年生存率・10年生存率は、ガンではなっかった健康あ男性とほぼ同じです。ですから正規の治療をするから悪性度の高い去勢抵抗性前立腺ガンになるのです。それを回避しながらも治療しなければなりません。

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 イラスト画像を触れてください。イラストが拡大します。イラストの左側は正規の治療によって去勢抵抗性前立腺ガンが誕生する解説です。それを避けるために、せ正規の治療である男性ホルモンを極端に低下させてはいけません。そのために男性ホルモンを低下させないエストラサイトを処方します。エストラサイトは女性ホルモンと抗がん剤を合体させた薬です。

 

 男性ホルモンは低下させないので、ガン細胞は気がつかず、直ぐには死滅しません。男性の細胞であっても、女性ホルモンもレセプター受容体があります。その女性ホルモンで前立腺ガン細胞は死にます。この薬の正規の処方量は、毎日4カプセルですが、それでは生き残ったガン細胞が恐怖を感じて何とかしようとするに決まっています。それを避けるために、処方量を2週間に1カプセル、あるいは1週間に1カプセル投与するのです。すると、ガン細胞の塊りの中央のガン細胞が治療されている事を気がつかず、細胞分裂に力を入れないのです。その結果、ガン細胞の塊りが少しずつ小さくなり、さらに去勢抵抗性前立腺ガン細胞が生まれないのです。

次に去勢抵抗性前立腺ガン細胞が存在する可能性が高い場合には、エストラサイトの他にイクスタンジを処方します。この薬も正規の処方量は毎日4カプセルですが、エストラサイトご同じように2週間に1カプセル、あるいは1週間に1カプセル投与するのです。去勢抵抗性前立腺ガン細胞は、自分で男性ホルモンを作るので悪性度が増すのです。イクスタンジはガン細胞内で、男性ホルモンが作れないようにする薬です。悪性度が低下させるための治療です。

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