イソフラボンに効果がある理由
大豆イソフラボンに、ホルモン類似効果がある理由について解説しましょう。
何十億年も前の時代に、単細胞が生まれました。当時は酸素呼吸をしない、鉄呼吸の生命だけでした。それから何億年も経過すると、突然変異で光合成を利用する植物細胞が生まれました。植物細胞は、日光エネルギーと二酸化炭素を使って、細胞のエネルギーと酸素を作ったのです。
植物細胞が大量に作る酸素のために、鉄が酸化鉄になり海に沈殿しました。そのために鉄呼吸の生命体は鉄呼吸が出来ずに激減あるいは死滅したのです。しばらくしてから、人間の祖先である酸素呼吸の生命体が誕生しました。
私たち酸素呼吸の動物細胞は、エネルギーを作ることが出来ませんでしたから、植物細胞に寄生して生きていいたのです。当然として植物細胞の成分を利用していましたから、動物細胞が進化するとともに植物細胞の成分をコピーして利用したのです。そのひとつがイソフラボンでした。
イソフラボンは植物のオリジナルの成分です。それを動物細胞がコピーして、自分に合った成分であるホルモン物質を作ったのです。さらに進化して男性ホルモンと女性ホルモンに分かれたのです。その共通の本質がイソフラボンですから、更年期が過ぎてホルモンが低下した人に、イソフラボンが効果が出るのは当然です。2枚目のイラストは私のイメージする大豆イソフラボンと女性ホルモンと男性ホルモンのイメージです。
男性ホルモンのテストステロンと女性ホルモンのエストロゲンと、大豆イソフラボン(アグリコン型イソフラボン)の構造式を表示し比較しています。ホルモン構造式が似ていると思いませんか?
以上の事から想像できるのは、植物細胞の成分が動物細胞である人間の細胞にもいろいろと影響するのかもしれません。ですから、更年期が過ぎて、いろいろな病気になった人には、イソフラボンのあらゆる効果が期待できるのです。大豆イソフラボンの服用で、女性の更年期障害が軽快し、男性の前立腺ガンほ発生率が低下し、女性の認知症の発生率が低下し、男性のうつ病を回避できるのです。
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コメント
昨日親しくして頂いている京大系の診療所のセミナーが京都駅前のメルパルクでありました。
新型コロナウイルスにどのように対処するかや治療について京大の呼吸器内科の医師が講演されました。
その時に主催している診療所が次亜塩素酸を待合室や診察室、検査室などに噴霧しているという話をされました。
【回答】
嬉しいですね。
投稿: 京都在住 | 2020/11/30 09:18
先生お世話になります、イソフラボンオンラインで変えるのですね、今までFAX注文でしたので便利になりました!
今、帯状疱疹との戦いです、お腹から脇下背中に出て湿疹は収まりましたが皮膚の感覚がありません、皮膚の上にもう一枚皮膚がある感覚です、皮膚神経の再生に何かありますでしょうか?
回答
神経の治療薬を飲んでも、なかなか治りません。
そこで代替医療のプラズマ治療を行うと、毎週1回で4〜5回の治療で治ります。
当院でも行っています。1回30分2,000円です。
投稿: けんじ | 2021/12/01 18:52