楽に階段を登る
高齢者になると、階段を登るのが、だんだんと疲れます。イラストのように、手すりを使いながら登るようになります。
その対策として、登るテクニックをご紹介いたします。
通常、階段の登り方は歩行と同じですよね。左足が登る際には左腕が後ろに、右足が登る際には右腕が後ろですね。結果、体重の重心が人体の中央になります。
この状態だと、バランスを取るために、右足を踏みつけた際には左半身の体重をインナーマッスルで引っ張り上げないとバランスが取れません。次に左足で踏みつけた際には、右半身をインナーマッスルで引っ張り上げます。
その方法だと、右足にかかる体重を利用して階段を登りますが、後ろ向きになっている左腕のせいで、ある程度の体重が反対側に残るのです。すると身体の平行を維持するために、左のインナーマッスルで吊り上げます。若者の場合は問題ありませんが、私のように高齢者では、インナーマッスルや足の力が衰えます。そのために階段を登るのが辛くなるのです。
そこで対策としては、通常の歩行ではない歩き方をするのです。イラストのように右足−右手、左足−左手のように体重全体を前へ前へと歩行・登り進めるのです。そうすれば、インナーマッスルに負担が低下して疲労が少なくなるのです。
日本人の古来からの武道と同じ歩行をすれば良いのです。柔道、剣道、空手、相撲でも、右足が前に出たら、右腕も前に出ます。左足が前に出たら、左腕も前に出るのです。つまり、敵と戦う時には片方の足に全体重を乗せれば安定して、攻撃力も高まるのです。
つまり、敵と戦う時には片方の足に全体重を乗せれば安定して、攻撃力も高まるのです。例えば剣道の写真のように、右足を前に出し、右手は剣道の竹刀の柄の前方を握るのです。この姿勢は勝負中にも常に同じ基本姿勢です。
江戸時代の一般の主婦は、毎日5里=20Kmも歩いていました。現在の主婦がそんなにも歩くことはできませんよね? つまり、階段の登り方と同じで、歩行する時に、前足に全体重をかけるように歩くので、疲れないのです。
高齢者がイラストのように階段を登る際には、体重を左右に入れ替えるので、バランス維持のために手すりを使用してください。
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