医師の寿命
皆さん、医師の平均寿命をご存知ですか?現在の日本人の平均寿命は、男性が81歳、女性が87歳なのです。しかし病気を懸命に治して、人を助ける医師の平均寿命は、何と!たった63歳なのです。日本人の平均寿命の18歳も短いのです。驚くべきことですよね。さらに医師で50歳代で亡くなるのが医師の3割にもなります。現実的に私の友人医師2人が、どちらも58歳で亡くなりました。………悲しかったです。
毎日24時間も休まずに医師が仕事をしている訳ではありませんから、疲労は一般の人々とほぼ同じです。医師だから短命なのかも知れません。きっと患者さんを治せば治すほど、医師の寿命が患者さんに少しずつ奪い取られているのかもしれませんね。神様にしてみれば、患者さんに与えた病気と言う人生の「試練」を治す医師は、神様の業務を妨げると思われてしまうのです。ある意味で医師は神様の敵である悪魔の手先かも知れないのです。
ですから、私は『患者さんを治療して、神様ゴメンなさい』と言う気持ちで治療し続けています(笑)。私が血液透析をしながら生きているのも神様からの天罰でしよう。昔、手術をしている際に「病気を適格に治す事は、神様からの天罰を与えられるかも知れません。」と言っていました。予想通りに今の私になったのです(笑)。
教科書に記載されている事だけで、患者さんを診ている医師は、8割の患者さんは症状が軽快しますが、残り2割の患者さんは治らずに苦しんでいます。教科書に記載されていない発想で患者さんを助けるのは私です。それからすると、2割の患者さんを治せない教科書に準じた医師は、神様の業務を妨げないので、恐らく長生きでしょう(笑)。
| 固定リンク
コメント