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血液細胞の謎


 体内の内部環境を維持する代表が「血液」です。その役目は酸素を肺から組織に運び、二酸化炭素を肺に運ぶのです。赤血球の役目です。さらに消化器から得られた栄養やエネルギーを全身に運び、また全身から排出された老廃物を処理するために肝臓や腎臓に運ぶのです。そして体内に入ったバイ菌やウィルスを血液(白血球・リンパ球・マクロファージ)が食べてまた処理するのです。そして死んでしまった体内の細胞も食べられます。

4b5e1a77c23548e980a045946b464ba7  これほど人体にとって優れた血液が、何故に脳出血や脳梗塞、解離性動脈瘤破裂や心筋梗塞で人間を殺してしまうのでしょう。例えば、転倒しケガをすると皮下出血を起こします。すると皮下出血の部分が炎症を起こして痛いのです。また、熱中症で、血液の水分を維持するために、全身の細胞から水分を奪ってしまい、結果、脱水症で命に関わる状況を作るのでしょうか?

 人間も含め普通の動物は、全身を脳が支配して、人体の全てを支配していると思いますよね? だったら、脳血管が破れて脳出血になったり、脳血管が詰まり脳梗塞になるとは思えますか?あるいは、心筋梗塞や血管閉鎖症などにもなるとは思えません。

 これまでの解説から、人体を支配しているのは、もしかして、この無意識に活動している血液なのかも知れません。人類である「多細胞生物」の発祥は、数十億年前の何回も繰り返し起きた氷河期が原因なのです。それまでは、単細胞生物だけが、海中に生きていました。氷河期に海面が氷で覆われ、海の温度もマイナス何十度にもなってしまったのです。その結果、たくさんの単細胞が独立して自由に生きることが出来なくなり、いろいろな単細胞が集結して、皆んなで生きようと集まった単細胞が集合したのです。

 それぞれの単細胞が自分たちの役割を分けて集合したのが、多細胞生物なのです。その当時、一番強い単細胞が恐らく血液細胞だったのでしょう。本来の自分たちの生活環境・習慣を独占しているからです。人間の体の中で、単細胞本来の姿や行動で動き回っているのは、白血球とリンパ腺とマクロファージだけです。人体の他の細胞は、場所が固定され動けず、まるで自宅の屋根・壁・窓・エアコン・食器洗い機・テーブル・イス、洗濯機みたいな物です。弱い単細胞たちは、外側の皮膚、筋肉、内蔵、老廃物を処理して排泄する肝、腎臓、脾臓だったかも知れません。それら臓器を一定にコントロールして、血液細胞が満足できる環境にするのが、脳中枢、脊髄神経だったのかも知れないのです(笑)。

Ketuekirbc  それは、大昔の天皇陛下やお殿様が、国を守るために部下である家老・大臣に無理やり政治・経済を行わせたのです。それを何十年何百年もやらせれば、賢くなるのは部下たちに決まっています。部下であった脳中枢は、視覚・聴覚・嗅覚・触覚などで刺激され、初めは条件反射だけの存在から、次第に知性が生まれて現在に至るのです。巨大な恐竜などは、脳は小さく、種類によっては小さな脳が2つもありました。2億3000万年も経過すると、ある意味で道具だった脳中枢が、一見して指導者になってしまったのです。

Ketuekimacro  知性のない血液細胞は、自分たちの環境だけしか興味がないので、部下と思っていた脳中枢を含め全ての臓器の悪い部分を潰そうと思うのかも知れません。無知な生き物ですから、最終的に自分たちに被害が被るとは思ってもいないのです。そう言う意味から病気にならないためには、なるべく血液の環境を良くしてあげれば良いのです。

血液細胞の種類は下記の如くです。

【種類】【核の有無】【寿命】
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
赤血球  核なし  4カ月
顆粒球  核あり  2日〜14日
単球   核あり  2カ月〜3カ月
(マクロファージ)
リンパ球 核あり  20年〜30年!
血小板  核なし  10日
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Ketuekilynp 核が無いのは、完全な単細胞ではなく、単なる道具でしかありません。そう考えると、中心になる単細胞は寿命の長いリンパ球と、次の候補が、ダメになった人体のすべての細胞を食べる役目のマクロファージ(単球)かもしれません。もしかすると2つの勢力とも考えられます。

では、病気にならないためには、どうすればいいのか?血液細胞に負担をかけないように工夫するのです。
❶血流の物理的負担(水圧=血圧)をかけないように、水分をほどほどにする。毎日2リットルではダメ、1リットル前後ににする。多いと腎臓内の狭い血管で血液細胞に負担がかかる。
❷塩分も少な目にする。塩分が多いと希釈するために、水圧が上昇する。また、塩分を捨てるために腎臓へたくさん行かされる。
❸血糖も下げる。血糖が高いと希釈するために、水圧が上昇する。また、糖分を排除するために、腎臓内の狭い血管を通過しなければならない。
❹更年期になって高くなってしまったコレステロールを下げる。コレステロールが高いと動脈硬化が進行して、血管が狭くなり血流か悪くなる。男性は男性ホルモンを、女性は女性ホルモンを補充する。あるいは、大豆イソフラボンのサプリメントを補充する、コレステロールは下がる。ホルモンと騙されるから。
❺ウィルス感染を避ける。ウィルスが侵入すると、免疫の主役であるリンパ球が過剰に興奮して全身を破壊する、自己免疫疾患になるのです。特にコロナウィルスは、自己免疫疾患状態に陥るので、重症化するのでしょう。

Ketueki9 免疫抑制剤のステロイドを使用する病気として、膠原病(リウマチ、SLE、強皮症、血管炎、皮膚筋炎、シェーグレン症候群)、アレルギー性疾患(花粉症、気管支喘息、アレルギー性鼻炎、アレルギー疾患結膜炎、アレルギー性皮膚炎、薬物アレルギー、食物アレルギー)は、人体の主人と思われる脳中枢でもまったくコントロールできませんね。免疫で苦しむ脳中枢が手下で、免疫の原因を作るリンパ球がご主人かも知れませんね。

 一般的な病気の本質が、すべて血液細胞への負担だと考えれば、治療の本当の目的が、血液細胞のためだけだとも言えます。人間は、ある意味で小宇宙です。人類は、実際の宇宙を100%理解している訳ではありません。当然として、あらゆる理論が宇宙の真実に対して考えられていますが、完全には証明できません。そういった事から考えると、現在の人体に関する医学が、すべて正しいとは限らないのです。

どうですか?面白い理論でしょう🤣。奇想天外の私だけの考え方ですから、信じなくてもいいです(笑)。

 

 

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コメント

こんにちは.血液細胞が実は人間を支配しているという考え方.わたしには腑に落ちます.ありがとうございました.
【回答】
私の奇抜な意見です。
間違っていたらゴメンナサイ。

投稿: T | 2020/09/14 13:43

質問があります。

尿道や膀胱付近のみ、コレステロールが高くなっていたり、動脈硬化という症例はありますでしょうか?
【回答】
全ての血管が平等です。

投稿: イノマタ | 2020/09/15 19:54

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