脳の存在価値
前回の血液細胞のお話しで気がつく事がいろいろありました。今回解説します。
心や気持ちのある脳が、自分の意志でコントロール出来るのは、何だと思いますか?………実は筋肉しかないのです。それも、手足や腰や口を動かす骨格筋だけです。すべての内臓の筋肉は平滑筋で脳中枢は動かせません。
すべての内臓は、ある意味でオートマチックです。自宅のオートマチックの冷蔵庫、炊飯器、洗浄機、洗濯機、テレビ、クーラーを自分の意志で自由に細かく操作できますか?出来ませんよね。出来るのはスイッチを入れることだけですね。それと同じで、人体のすべての組織や内臓も、脳中枢がきっかけを作るだけで、脳中枢の意志で動かす訳ではありません。
そこから考えると、心のある脳中枢が人体を支配しているとは思えません。脳中枢は、人体を安全に動かし、定期的にエネルギー源である食事をし、老廃物を定期的にウンコやオシッコで出しているだけです。
【イラスト】我々の太古の祖先である多細胞生物が生まれた頃は、神経系は、細胞全体をバランスを得るために生まれたシステム細胞なのです。ある意味で条件反射のセンターであって、脳ではありませんでした。多細胞の体を護るために、周囲の状況を五感で把握する、視覚・聴覚・触覚・嗅覚・味覚・重心知覚を利用して体の安全を守るのです。大量に情報を処理して何億年も経過しました。初めは脳の初期は、条件反射の集合体だったのでしょう。その内、神経のシナプス結合が発生して、お互いの神経同士が複雑にたくさん結合し合い、結局は複雑な神経回路ができ、気持ちや心が発生したのでしょう。
すると人体のためではなく、神経回路のために、さまざまな事に興味を持ち、知能が次第に そうなると、進化発達したのです。それが今の脳中枢なのです。そうなると、人体のための神経センターだったのに、人体を守らずに自分勝手なことをするので、次第に様々な病気になるのです。
【例】
❶オリンピック選手などの運動選手は、癌になり易いです。運動選手は心臓や血管に負担をかけます。血流で各臓器にも負担をかけるのです。そのような状況で、細胞が突然変異してガン細胞になるのです。ガン細胞を食べるのはマクロファージです。普段から運動によって血流に負担をかけた脳に対して敵対視している免疫システムが、救おうとは思わないので、マクロファージがガン細胞を食べないため、ガン細胞が増え続けでしに至ります。
❷お金持ちで暴飲(飲酒)暴食をする人も内臓に負担をかけます。高カロリーの食事とアルコールは、内臓が分解・代謝するのに肝臓・膵臓・消化管がフル回転します。当然として、さまざまな物質を運ぶ血流が頑張らないといけません。結果、脂肪肝→慢性肝炎→肝硬変→ 食道静脈瘤→肝臓ガンになります。脳が反撃されて脳の萎縮が生まれ、アルコール性痴呆なり、脳を原始時代の脳に変えてしまうのです。
❸人間は、構造上、元々排尿障害があるのです。昔の人生50年の頃は問題はありませんでした。ところが、バカな医師が水分をたくさん取りなさいと言うものだから、大量に水分を取るようになったのです。原始時代以前は、水分はほとんど取っていませんでした。そのために、水分を取る事で膀胱出口に負担がかかり、結果、前立腺肥大症、慢性前立腺炎、過活動膀胱、間質性膀胱炎になったのです。
❹人間は、あらゆる五感を使って中毒になるのです。酒を飲めばアルコール中毒に、水を飲めば水中毒に、パチンコをやれば毎日の習慣に、大麻を吸えば大麻中毒になるのです。つまり、人体が中毒になるのではなく、脳が中毒になるのです。
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