うがい薬
あ今話題になつているのが、消毒薬イソジン液です。イソジン液の成分はポビドンヨードと言うヨウ素の合成剤です。
ヨウ素はタンパク質と結合して、タンパク質の性格を変えてしまいます。例えばウィルスや細菌の外膜のタンパク質を変性させるので、ウィルスも細菌も殺菌されてしまうのです。
ですから、うがい薬で使用すれば、口腔内のウィルスや細菌は死滅するでしょう。
ところがタンパク質は人間の粘膜にも構成されています。当然人間の粘膜にも傷害を受けます。だから十分に薄めて使用すべきです。
また、昔に使用されていた造影剤はヨウ素が含まれていました。腎臓・尿管・膀胱を造影するために。造影剤を
静脈注射すると、10人に1人の確率でショックが発生していました。うがいのイソジン液は注射する訳ではありませんが、人によっては炎症反応が起きるでしょう。ですから、注意を要します。
私が泌尿器科や外科で手術をする際には、切開部分にイソジン液で消毒した後にガーゼで拭き乾かします。イソジン液は乾く時に殺菌が最高になるのです。しかし、うがい薬としてイソジンをわや使用した際に濡れた状態で殺菌が完全にできるのでしょうか?
その点、次亜水を薄めれば、うがい液として利用できます。原液が250ppmであれば、5倍に薄めて50ppmにしてうがいをしてください。また、単なる水道水でも、うがい液として利用できます。なぜなら、水道は滅菌するために塩素が含まれているからです。次亜水も水道水も塩素がウィルスを殺菌してくれるのです。
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