間質性膀胱炎の北海道のご婦人#2
去年の12月に、治らないで苦しみ続けた間質性膀胱炎の30歳代のご婦人を内視鏡手術を行いました。オシッコの回数が、毎日40回で夜も眠れずに、精神的にも「うつ状態」に陥っていました。自殺をいつも思っていました。北海道でいくつもの病院で膀胱水圧拡張術を行いましたが改善しません。
優しいご主人がインターネットで当院を探し出し、来院されました。検査で排尿障害による間質性膀胱炎症状と判断しましたが、膀胱水圧拡張術を4回も受けていたために、膀胱の障害が強く、症状がなかなか改善しません。それまで排尿ができないので、膀胱カテーテルの留置したり、自己導尿で日常生活を暮していました。しかしカテーテルの留置や自己導尿しても、残尿感が取れないので精神的にも負担がかかりました。
内服治療でも症状が改善しないので、クリスマスイブに内視鏡手術をすることになりました。麻酔が十分に効かなくて、完全な手術は出来ませんでしたが、術後には排尿回数が1日40回→→→20回に半減したのです。しかも夜間頻尿が5回→→→0回になり、奥さんがイビキをかいて寝ていると、ご主人み喜んでいただきました。
北海道に帰宅してから、時々電話で連絡を頂いています。排尿回数は15回〜20回の状態です。しかしながら夜間頻尿は再び5回に戻ってしまいました。残念😞 カテーテルを挿入しなくても、オシッコが出るようになりました。😀
しかし、うつ状態は軽減して明るいお声で話を私にしてくれます。先日は、なんと!妊娠してお子さんを産んでも良いですか?と質問されました。勿論OKですと答えました。\(^o^)/
【参考】
http://hinyoukika.cocolog-nifty.com/cc/2019/12/post-4a98e8.html
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