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新型コロナウィルスとサイトカインストーム


02ad312dc87b4e60b753dad20139b7cd 新型コロナウィルス感染で重症化する原因が、「サイトカインストーム」だとされています。ここに出てくるサイトカインとは、情報を伝えるタンパク質です。そして、このサイトカインには何種類もあります。現在確認されているのが約30種類ほどです。

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 この主なサイトカインが表に示されています。この表で分かるように、サイトカインを放出するのが、マクロファージ(貪食細胞・自然免疫)、T細胞(リンパ球・獲得免疫)です。特にT細胞はTh1(細胞性免疫のヘルパーT細胞)、Th2(ウィルス免疫のヘルパーT細胞) 、CTL(細胞傷害性T細胞)があります。

Th1細胞→サイトカイン→マクロファージ・白血球・単球→バイ菌・ウィルスを攻撃
Th2細胞→サイトカイン→B細胞→IgG免疫抗体→ウィルスを攻撃

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 免役にかかわる要素がイラストの様です。その要素がマクロファージ、白血球、樹状細胞。B細胞、T細胞、サイトカイン、IgG抗体などです。

 この中でサイトカインが要素の総合関係にとって重要な働きをします。サイトカインがコロナウィルス感染の状況を伝達するのです。

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日本人が欧米人に比べて、重症化が少ない理由をイラストにしました。

自然免疫の代表であるマクロファージと白血球が多く、直ぐに反応する=貪食するために、侵入したコロナウィルスの数が少なくなるのです。そのお陰で、獲得免疫であるB細胞の作るIgG抗体が少なくなるので、体の細胞に傷害が少なくなるので、無症状の人が多くなるのです。

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 ところが、欧米人は自然免疫であるマクロファージや白血球の数がすくないのか、あるいは反応が少ないのです。

 そのために、コロナウィルスが自然免疫からくくり抜けて、細胞にたくさん感染するのです。当然として体内に膨大なのコロナウィルスが拡散します。ある意味でセンサーであるマクロファージ、白血球、樹状細胞、T細胞が大量の伝達物質であるサイトカインを作ります。それがB細胞を刺激しますから、大量のIgG抗体を作ります。そして全身に拡散し、コロナウィルスは勿論の事、正常の細胞まで付着します。

 また免疫抗体には3タイプがあり、❶善玉抗体、❷悪玉抗体、❸役無し抗体があるのです。これは大阪大学免疫学フロンティア研究センター招聘教授の宮坂昌之先生が述べています。通常の抗体検査では、これを区別していませんから、❶善玉抗体が多いのであれば、2度と感染はしませんが、❷悪玉抗体と❸役無し抗体が多いのであれば、サイトカインが大量に作られるので、重症化する可能性が高くなるのです。それが抗体依存性感染増強ADEなのです。サイトカインは細胞傷害性T細胞→細胞壊死や、血小板凝固促進→血栓症・脳梗塞・心筋梗塞の合併症を作るので、死亡率が高くなるのです。
http://hinyoukika.cocolog-nifty.com/kobore/2020/06/post-410ae5.html

2fad152d729f4a169d758890d57936f8  この膨大な数のサイトカインが作る状態を「サイトカインストーム」(細胞間情報伝達タンパク質の嵐・暴風雨)と称するのです。この現象が起きるのは、たくさんのコロナウィルスが侵入して、マクロファージや白血球に貪食されないで、生き残ったウィルスが多ければ多いほど、サイトカインストーム現象が起きるのです。それを避けるためにも、体内に侵入するコロナウィルスの数を減らさなければ成りません。その方法として唯一出来るのが、生体に副作用のない次亜水(次亜塩素酸水)の空気中のミスト噴霧です。皆さん、次亜水の噴霧を常に行なってください。

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コメント

おはようございます。こういった情報を探していたので、大変参考になります。

先日、定期的にやっている内科の一般的な血液検査で、
白血球数 53 / uL

と言う感じでした。この数字が高いほうが免疫が強いのでしょうか? 
回答
白血球は全てが血液中に流れている訳ではないので、この数だけではわかりません。

投稿: イノマタ | 2020/07/20 11:48

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