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多飲の弊害

Woter  水をたくさん飲みなさいと言われる医師が多いッ結果、多くの人々が病気で苦しむ事になるのです。もちろん私独自の病態生理です。

 必要最低限の水分の量は人によって決まっていますから、それを無視して水分をたくさん摂れば摂る穂で、体は困ってしまうのです。人間もある意味でシステムの集合体ですから、インプットの水分量が多ければ、アウトプットの水分を多く排泄しなければなりません。

 水分摂取が少なければ、アウトプットはオシッコだけで済みます。ところが水分が多過ぎると、オシッコだけでではバランスが取れないのです。その結果、アレルギー反応を利用して花粉症になります。体は飲んだ水分を吸収したくないので、そのまま消化管から排泄=下痢症である過敏性腸症候群になります。さらにたくさんの汗で排出をするので、汗っかき、いわゆる多汗症になるのです。

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 体としては汗をたくさんカクと言うことは、人間が走り廻っていると錯覚するのです。何百万年も何億年前の人間が類人猿や原始人だった頃、食べ物獲得のために狩猟のために毎日ジャングルを走り廻っていた筈です。そのため様々な草木や岩で体表をケガをしていました。バイ菌を殺菌するために白血球が活躍していました。そのうち、汗をかく=ジャングルを走り回っている?と誤解して、感染予防のために白血球免疫が興奮しやすくなるのです。恐らくは水分をたくさん取っている人が、新型コロナウィルス感染になると、白血球免疫が大暴れして、重症化肺炎で死んでしまうのです。

 他の病院で包茎手術を行った人が、術後の傷痕・ケロイド・浮腫・むくみ・ペリカン変形などで悩み来院する患者さんが多くいます。その多くが水分を多く取る人々です。修正手術を行い治しますが、水分を控えなければ、再度同じ現象が起きるので、注意しています。

78b694b8a0fc4092b38a77a5b0d70467  また、汗をたくさんかく人は、体内の水分代謝が無視されて、汗しかかきませんから、熱中症になりやすくなるのです。脱水にならないように体内で水分が有効に代謝されないで、汗だけに水分を排泄しているからです。普段から水分を控え目にしていれば、水分代謝が効率的に作用するので、熱中症にはなりません。


 私が若者だった60年〜40年前頃は、熱中症は医学部5年生の時にクラブの下級生が一人と、花粉症は小学3年生の同級生が一人だけでした。現代では花粉症は学年の30%、熱中症はひどいと学年の50%近くが熱中症になるのです。

 6a43febf80484bf3a9e60ee146c02f60 水分をたくさん取りましょうと言った医師は、みのもんたが司会の「おもいっきりテレビ」に出演した2004年の頃の医師が、「健康のために毎日2リットル以上飲みなさい!」言ってから、水分をたくさん飲む人が急増したのです。バカの医師の存在でした。

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コメント

何だか、世の中は言った者勝ち?と言いますか‥。マスコミって本当に罪深いと思いました。
高橋先生の様に、地道に、コツコツと診療と研究を重ねられ、真理を導き出すお医者様はマスコミにはまず、出られないのでしょうね‥
【回答】
(笑)

投稿: にしべ | 2020/07/11 09:57

私は(怪しくない)自己啓発サロンに入っているのですが、数人の方が月次目標に毎日2L水を飲むことを挙げておられます。

自分はあまり人の信仰や習慣について口を挟みたくないタイプなので、水の飲み過ぎはかえって身体を悪くすることを伝えようかいつも悩んでいます。

しばらく静観するつもりですが、慢性的な不調を訴えるようなことがあれば話してみようと思います。
【回答】
反発されることがありますから、ほどほどにしてくださいね。

投稿: 越後屋 | 2020/07/11 11:40

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