前立腺ガンの放置2年間
高橋先生、約2年ほど前にPSA高値(27)で診察していただいた者です。診察時に、先生よりがんが指摘されましたが、私の「抗がん剤はやりたくないです」との発言に対し、先生より「じゃぁ自然体でいなさい」と指摘されました。あれから自分なりに生活習慣・食事などに気を付けてきましたが、昨年から実家の関係で精神的ストレスが溜まったせいか、5月の自治体のがん検診でPSAが56となり、大学病院を紹介されました。
病院ではこれまでに触診、直腸エコー、生検、MRI、CT、骨シンチと一通りの検査をされ、生検では、10本中10本でがんが発見され、グリソンスコアは7と言われました。先生のブログや著書を読んでいたため、自分なりに質問内容を整理して担当医に質問し、得た答えは以下になります。
・「CT,骨シンチの画像で見る限り転移はなさそう。TNM分類はおそらくT3N0M0で、T3bかもしれない。精嚢まで浸潤しているかはMRIではわからないががんが浸潤して形が崩れているのかもしれない。あなたのがんはMRIでもはっきり
しないタイプなのかもしれない」
・「直腸エコーでがんが黒く映ることはあるが、あくまで参考。一般的にがんは黒く映るが、あなたのははっきりと映っていない」
・「前立腺の容量は約20ccくらいだが、がんの容積ははっきりわからない」
・「転移は今のところなさそうだが、PSAが高い(数値:50)。CT・骨シンチは感度が100%ではないので全身MRIで微小転移があるかを検査する。これで転移がなければ手術も可能かもしれない」
・「排尿障害でPSAが上がることは基本的にない」★
・「ホルモン療法の薬を処方するから全身MRIが終わった翌日から飲みなさい」
態度が高圧的で、がんしか見ていないような回答でした。正直、この医師との信頼関係は築けないと思いました。全身MRIは一応受ける予定ですが、その後の治療は遠慮することを考えています。何よりも★マークの排尿障害とPSA上昇は関係ないとの一言で、この医師には見てもらいたくないと思いました。
2年前に先生に診断された時点で、私が余計なことを言わずに素直に高橋先生の指示通りにしていればと、今は自分のしたことの愚かさを後悔しています。妻とも相談し、先生のブログを読んだ妻は「あなたは高橋先生に診察・治療してもらいたいという潜在意識なのでは?」と言われました。これまでの愚かな自分を猛省し、改めて高橋先生に診察していただき、適切な判断を仰ぎたいと思っております。
2年前にわがままなことを言ってしまい、高橋先生を不機嫌にさせてしまったことを深くお詫びいたします。近日中に妻とクリニックに伺います。なにとぞよろしく診察のほどお願い申し上げます。
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2018年4月に初診で来院された50歳代の患者さんです。当時PSA値が27と高く、前立腺ガンを疑われました。触診で前立腺の右側に前立腺肥大症に近い硬さを感じました。超音波エコー検査でも前立腺の右側に前立腺ガンと思われる陰影が確認されたので、ステージⅡの初期の前立腺ガンだと診断しました。
でも患者さんは現代医療を拒否されたので、ご自分の自由にお任せしたのでした。
それから二年以上経過した、2020年7月7日七夕の日に再診されたのです。お奥様と2人で謝らられました(笑)😀。今回はPSA値が56と更に高くなり、地元の病院で諸検査の末、前立腺針生検を受け、10本中10本に前立腺ガンが認められ、悪性度グリソンスコア7でした。
触診では前回よりも硬さが強く、左右に広がっていました。超音波エコー検査では、写真のように前立腺の右側が直腸側に突出して、左右非対称さが強調されています。初診時の写真と比較して、前立腺ガン陰影(矢印部分)が拡散しています。明らかに病気は進んだことになります。
前立腺針生検をされて前立腺ガンを刺激されてしまいましたから、病気はさらに進むことになります。医師としてはヤレヤレです。
治療として、私の方式としてエストラサイト1錠ザルティア1錠を毎週1回処方することにしました。さてどうなるか?
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