❼治療薬イベルメクチン
寄生虫の治療薬であるイベルメクチンが、このたび新型コロナウィルス感染に利用されます。
イベルメクチンは寄生虫を麻痺させて殺虫させる薬剤です。それが、なぜ新型コロナウィルスに効果が出るのでしょう。コロナウィルスが細胞に癒着して細胞内に侵入した後、細胞lMPα・IMPβ1運搬カップルタンパク質を利用し移動して、ウィルスRNAが核内に侵入するのです。そして、自分のコピーをRNAポリメラーゼに作らせて、m RNAを作り完璧なコピーの自分を作らせるのです。
ところが、イベルメクチンが運搬タンパク質のIMP抑えて、ウィルスのRNAを移動させないと核に入れないのです。結果、ウィルスは自分のコピーが作れなくなり、ウィルスは増えません。
イベルメクチンは、ノーベル賞受賞者の大村智氏が土壌から発見したものです。
生命体は本当に単純ではなく、多数の要素が存在するのですね。
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