❸コロナ治療薬アクテムラ
❸アクテムラ
リウマチの治療薬である坑リウマチ注射治療薬です。自己免疫疾患であるリウマチをコントロールする薬です。何故、免疫を抑える薬をコロナウィルスの治療に効果があるのだと思います?
コロナウィルス感染がある程度進行すると、たくさんの感染細胞が死滅して、無数のコロナウィルスが放出されて拡散します。当然として、無数の白血球が集合します。そして白血球がコロナウィルスを貪食するのです。ところがコロナウィルスは白血球にも大量に接着癒着します。すると、白血はコロナウィルスを認識するために、視覚がある訳でもありませんから、コロナウィルスに直接接触しなければなりません。たくさんのコロナウィルスが接着した別の白血球を『おお!コロナウィルスの集団だ!』と誤解するのです。当然、白血球同士が貪食し合うのです。それがドミノ倒し的に増加拡散しますから、大量の白血球が死滅します。
アクテムラの作用機序とレセプター結合占有率. トシリズマブは可溶性及び膜結合性IL- 6レセプターに結合して、それらを介したIL-6の生物活性の発現を抑制することで、疾患活動性抑制効果や関節破壊進行の抑制効果を示します。

これから考えると、新型コロナウィルス感染によって大量の細胞が破壊されると、たくさんのDNAとRNAが周囲に放出・拡散されてしまいます。普段のDNA分解処理能力が、リウマチにならない程度のギリギリの人であれば、過剰に余ってしまったDNA・RNAを他のウィルスや細菌と誤解されて、免疫攻撃が過剰になるのかもしれません。新型コロナウィルス感染で死滅した感染細胞は、マクロファージや白血球によって貪食され処理され、恐らくは脾臓で分解処分されるのです。しかし、死滅アトロフィーした細胞が多ければ、マクロファージや白血球によって処理し切れません。当然として、グチャグチャに壊れたDNA・RNA成分が、血液中に循環し、あらゆる組織に付着するでしょう。すると免疫システムが、大量のウィルスや細菌の遺伝子成分と誤解して、興奮し、たくさんの免疫抗体がDNA・RNAに付着します。すると、それをマーカーにマクロファージ・白血球が集合して、感染をしていない細胞を攻撃・貪食すると炎症が起きるのです。それが、自己免疫疾患になり、病状はドミノ倒し的にドンドンと増強するのです。
中外製薬のホームページ。
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コメント
何時も 沢山の投稿ありがとうございます。
先生の患者として、勉強になります。
今回のウイルスによって、これから人類は どの様に 分類して行くのでしょうか?
自分は、陰性と診断されましたが。
限り無く 不安が付きまといます。
投稿: | 2020/05/12 11:43