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シクレソニド

2beab277239a42ccaa1fb5b038166121本日のニュースで私の考えが証明されました。

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新型コロナウイルスの感染者への治療で気管支ぜんそくに使われる薬「シクレソニド」を使い、患者3人の症状が改善したと治療チームが報告していたことが分かりました。

 神奈川県立足柄上病院などの治療チームの報告によりますと、クルーズ船の乗客で感染が確認された3人に気管支ぜんそくの薬「シクレソニド」を使って症状が改善したということです。このうち73歳の女性患者に使用したところ、2日程度で症状が改善し、ウイルス検査が陰性となって先月28日に女性は退院しました。治療チームはシクレソニドが持つウイルスや炎症を抑える作用が新型コロナウイルスにも効果を上げた可能性があるとして、他の医療施設に症例の蓄積を呼び掛けています。厚生労働省は「効果の有無の検討が必要」としながらも「治療薬がないなかで明るい話だ」と話しています。

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2月7日の私のブログに掲載した、新型コロナウィルス感染の肺炎は、ある意味で自己免疫疾患である事の証明のようなものです。

http://hinyoukika.cocolog-nifty.com/kobore/2020/02/post-e5a0a0.html

http://hinyoukika.cocolog-nifty.com/kobore/2020/01/post-928349.html


ステロイドは免疫抑制剤ですから、白血球の過剰反応を抑えてくれるので、肺炎症状が治まるのでしょう。また、「ウィルス感染だから抗生剤が効かない」という考え方で抗生剤を投与しないのも、白血球免疫の興奮を抑えることが出来ないのです。

 

 

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コメント

高橋先生
お世話になります。
さて、コロナ肺炎のことですが、新型肺炎の病態が下気道の感染であるようですので、その部位でのサイトカインストーム、いわゆる全身性炎症症候群(SIRS)であれば、吸入ステロイドは全身の免疫力を落とさず、局所のサイトカイン放出を抑え込むであろう、とても良い方法のように思えます。一見、ウィルス感染症に免疫抑制剤であるステロイド投与は病態を増悪させるのではないかと不安になりますが、サイトカインストームが主な病態であるならば、理屈どおりということになります。これは恐らくサイトカインストームの前の肺胞組織が燃え尽きる前のタイミングで投与することがきっと重要になるのではないでしょうか。
早く日本がこの困難な状況、健康そうな人と喋るのさえ、戦々恐々となっている状況が打破されることを願います。花粉症の時期でもあり、職場で、くしゃみしていたら人が周りから居なくなりそうです。

投稿: YO | 2020/03/04 16:41

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