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ウィルス感染の実態

Crn 新型コロナウィルス感染症で世界中がパニックになっています。感染した場合に、人体の中はどのような現象が起きているかをイラストで示しました。

感染すると、免疫システムが反応します。先ずは抗体免疫が、ウィルスに応じた免疫抗体を作ります。そのために微熱が生じるのです。すると、4科~5日かけて抗体ができ始め、最終的にウィルスを攻撃して治ります。

免疫抗体が完成するまで、4日~5日のタイムラグがあるので、その間に補足の意味で、白血球免疫が作動します。そのために高熱になるのです。すると、白血球が大量に生産されます。

白血球はウィルスを殺害することは出来ませんから、体内の常在菌に反応して炎症が起きるのです。炎症はさらに白血球を刺激し、白血球が急増するのです。それが肺炎になる理由です。時間が経過すると、白血球が大量に分解破裂して、白血球内の毒素が大量に放出されて敗血症になり死に至るのです。

では、対処にはどうすれば良いと思いますか?高齢者がコロナウィルス感染した場合に死亡率が高いのは、抗体免疫が完成するまで時間がかかるので、白血球が大暴れして肺炎・敗血症を起こすからです。免疫抗体ができるまでの時間に、白血球の興奮を抑えてあげればいいのです。そのために、免疫の興奮を抑える免疫抑制剤であるステロイドを投与すれば良いのです。

コロナウィルス感染で亡くなる方は、ある意味で自己免疫疾患で亡くなったとも言えます。ところが、ウィルスは抗生剤は効かないし、免疫を上げなければならないからと言って、白血球を抑える抗生剤やステロイドを使用しないので、致死率が高くなるのです。

先日、足柄上病院で、コロナウィルス感染者三人に喘息治療薬であるステロイド吸入薬であるシクレソニドを使用したら、肺炎が治まった理由がこれです。

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コメント

「お金というものは、人々の喜びの為に使うものだよ。
僕は、ある時、虚しいって事に気が付いた。だから、人々の喜びの為に使う事に決めたんだよ。」

高橋先生が、そのように言われたのは確か数年前の今と同じ桜の季節だったように記憶しています。

これだけの情報を惜し気もなく毎日のように無料で発信されていらっしゃる高橋先生。
その高橋先生が見ておられる世界観を、私は私が死ぬまでの間に何とか見て感じて解釈したいと思っていましたが
私のような凡人には、到底、間に合わない事に気が付きました。

「情けは人の為ならず」
これからの日本は今まで以上に他人への施しが、その施しを行った者に確実にポイントとなり還元される時代になってくる事でしょう。

最も、高橋先生は見返りなんてそもそも求めていらっしゃらない事も私は私なりに知っています。

健康、寿命、日々の平穏.....せめてそのような事が
高橋先生に還ってくれば良いな...と、凡智な私は願っています。

高橋先生、どうか、長生きされてください。


投稿: | 2020/03/31 21:57

お世話に成ります
この記事を日本の有識者の方々の目に止まるよう祈ります
何もしない、できない今の現状!打破せねば
先生のこの声が列島に響くように

投稿: けんじ | 2020/04/02 11:01

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